特集
2017/11/24(金)

金曜日の毒母たちへvol.3―――ブリジット・バルドー、無邪気に息子を捨てたセックスシンボル

仏を代表するセックスシンボルでもある女優、ブリジット・バルドーが実の息子に訴えられたことは知る人も多い。ただの告白本が自らが産んだ子の憎しみを引きだしてしまった悲劇の背後には、母になることを頑なに拒否したバルドー自身の、子供のまま母親になってしまった哀しいまでの無邪気さがあった。

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出産直後にベッドの上で開いた記者会見で、ぎこちなく息子を抱えるバルドー。

Photo: Aflo

「赤ん坊はまるで私から養分を吸い取って成長する腫瘍だった」

自伝ではショッキングな言葉を使って以下のように書いている。「赤ん坊はまるで私から養分を吸い取って成長する腫瘍だった。私はこの腫瘍を厄介払いできるときだけをひたすら待ち望んだ」

1960年1月11日、パパラッチに包囲された16区のアパルトマンの一室で、BBは出産する。なかにはBBの家を見下ろす近隣の屋根裏部屋を借りたゴシップ誌もあった。

Original Text: FLORENCETRÈDEZ  Text: IZUMI MATSUURA

  • エル・ジャポン12月号 

    あの女優がDV加害者だった!? 12月号『エル・ジャポン』ではジョーン・クロフォードほか、ブリジット・バルドー、マレーネ・ディートリヒといった“毒母女優”の生々しい不都合な真実を掲載。 
     

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