金曜日の毒母たちへvol.4―――女優マレーネ・ディートリヒ、娘を隔離した背徳の教祖
「3歳のときから知っていました。私に母親はいない。自分は女王さまに仕えているのだと」。豪邸に閉じ込め社会から隔離し、奔放な性生活を家庭に持ち込む。真綿で首を絞めるように娘を虐待した伝説の女優マレーネ・ディートリヒ、毒母の素顔とは。
毎晩強制具で娘の両脚を固定
「母はどんなに怒っていても、暴力は振るいませんでした。間接的な手段を使って、こちらが恥じ入るように自然に仕向けるのです」。
マリアは母親とビバリーヒルズの豪邸に住み、14金のカトラリーを使い、高カロリーの食事を詰め込まれたが、X脚の疑いありと診断されると毎晩強制具で両脚を固定して寝かしつけられ、13歳でスイスの寄宿舎に送られるまで学校に行かせてもらえず、字も書けなかった。
Original Text: Florence Trèdez Text: Izumi Matsuura