「手土産は、贈る相手が何を好きなのかを把握することからスタートすべし 。大切にしたい仕事相手であればなおさら。名入れがされているものやクラフト感のあるものなど、数日～数か月前から準備しないと用意できないものであれば、どれだけ相手のことをおもんぱかったかが伝わる。基本的に人は、気配りが出来る人と仕事がしたいものです 。逆に気の置けない間柄なのであれば、余計な気遣いをさせないような笑いがとれるアイテムの方がいい場合も。贈り手と貰い手の関係性を考慮することで、距離がぐっと近づいて、これからの付き合い方も変わってきます 」
　

【とがっち先生が実践する7シチュエーションの手土産術】

　
For海外クライアント　⇒　日本酒「越乃寒梅」
「某ラグジュアリーブランドの社長が来日されたときには、毎回お持ちしています。まず、季節ものなのでなかなか手に入らないレアさがあってプレミア感があるということ。クセがある焼酎は、海外の方には受け入れられない可能性があるんだけど、日本酒は芳醇な白ワインのようで好かれます。また、日本のワインをあげると質問攻めされる可能性があるんだけど、日本人として日本酒を語るのは喜ばしいこと」
　
「あとは、「デンターシステマ 」は鉄板！　一度プレゼントしたら、それ以来、『この歯ブラシは世界一だ！』と箱買いしているらしい（笑）。海外にないものやメイドインジャパンのものは誇らしい気持ちにもなれるしね」
　
For国内クライアント　⇒　サプリメント「スパリブ」
「会食時にお持ちする手土産としてウケるのは、二日酔い防止のサプリメント『スパリブ』。
酔い始めてから飲むサプリメントで二日酔いしない（断言）！　相手が女性なら、『今日は飲めますね！』とその場も盛り上がって、差し上げた方々から必ずリアクションが戻ってくるアイテム。コスパも最高です」
　
For 目上の方に ⇒ 体をいたわるサプリメント「ベジパワープラス」
「相手が何が好きなのかを一番重視したい相手ではありますが、サプリメントなら間違いなし。健康志向の人には「ベジパワープラス」。睡眠で悩んでいる人には味の素の「グリナ」。加齢と共に減っていくグリシンという成分を補ってくれ熟睡できると評判です。ダイエットをしてる方には、脂肪の吸収を抑制してくれ、糖分をオリゴ糖に換えてくれる魔法のような『メタバリアスリム プレミアム』をリコメンド。整腸効果もあるので便秘にも効きます」
　
To 男性が多い職場へ　⇒　一斗缶せんべい
「男の職場は原則しょっぱいもので。メンクラ編集部でもいちばん最初になくなるのはせんべい。おしゃれ感は薄いので、量でインパクト勝負するのが◎」
　
To 女性の職場へ　⇒　季節のフルーツ
「女子へはフルーツなど、シーズナルなものを渡すようにしています。女子は基本的にロマンチスト。今食べなきゃ、今買わなきゃと思わせる、“今”にかけられているモノに弱い」
　
To 謝罪する相手へ　⇒　まんじゅう
「仕事上のミスをあやまりにいくときは絶対に和物で。洋菓子の華やかさや小手先のテクニックはこういう場合一切いりません。まんじゅうが鉄板です」
　
To 仕事がらみのホームパーティ　⇒　調理のパフォーマンス込みで持っていく生卵
「パティシエも選んでいると噂の『こだわり卵』というお取り寄せの生卵。当然、持って行って卵料理を作る前提で。一緒にエッグスンシングスやビルズのパンケーキミックスを持って行ってデザートを作るもよし、お好み焼きをみんなで作って芸術点を競い合うのも楽しみ」