格言その4
その安物に「運気」の匂いはあるか? ない!
「ものから感じる『気』に敏感になるべき!」と語るのは柴田さん。最近はシェアやリユースなどの文化も一般化しつつあるけれど、ものが誰かの気を帯びていたり、まして誰かの『不用品』の気を帯びていたりしたら、注意したいところ。また「ジャンクフードでもお腹いっぱいにはなるけれど、それによって自分が素敵になるかどうか、よく考えるべきだ と思う。自分の憧れの女性ならこれを選ぶか?と想像してみて」(柴田さん)。安彦さんも「個人的には、百均やドンキでは買い物をしないようにしてる。なんとなく、お金に対しても生活も、どこかだらしなく荒んできちゃう気がするから」と語る。目先の損得よりもお金を使った先のものが「運気を運んでくれるかどうか」で判断すべし。
Text: Yurico Yoshino Illustration: makomo
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柴田陽子/プロデュース&ブランディング会社「柴田陽子事務所」(通称シバジム)代表。自らのファッションブランド「BORDERS at BALCONY」プロデューサー。飲食店の経営も行う。「グランツリー武蔵小杉」総合プロデュースやミラノ国際博覧会日本館レストランプロデュースなど、多彩なプロデュースに携わる。 -
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安彦麻理絵/漫画家。1989年「おんなのこである条件」でガロでデビュー。赤裸々な性描写や出産、離婚などの体験をはじめ、女の生態や本音を生々しく描く作風で女性を中心に絶大な人気を誇る。著書に『だから女はめんどくさい』『ブ活始めます』『酒とナミダとマリエと赤子』など多数。2度の結婚で4人の子を持つ。