格言その1
欲しいものを買わずしてなんのための仕事?
「物欲は恥ずかしいことじゃない 。欲しいものややりたいことがあった方が、絶対仕事のモチベーションは上がります。ずっと憧れていたものが手に届くところに来たら、そこまで頑張ってきた自分を褒めて、手に入ることを喜びましょう!」と語るのは柴田さん。「消費が回っている社会は、みんなが働く気力に満ちた健全な社会。誰かに素敵な体験を提供したり、命を救ったり、自分自身も仕事を通して自己成長したり、チームで達成する喜びを味わったりといいことづくめ」。そんな仕事のモチベーションを上げてくれる「欲しいもの」は、生きる上で欠かせない存在だという。安彦さんも「自分で働いたお金で欲しかったものを手に入れる以上のハッピーなんてある? 」と一刀両断。そうだ、私たちは欲しいものを買うために働いているのだ!
Text: Yurico Yoshino Illustration: makomo
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柴田陽子/プロデュース&ブランディング会社「柴田陽子事務所」(通称シバジム)代表。自らのファッションブランド「BORDERS at BALCONY」プロデューサー。飲食店の経営も行う。「グランツリー武蔵小杉」総合プロデュースやミラノ国際博覧会日本館レストランプロデュースなど、多彩なプロデュースに携わる。 -
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安彦麻理絵/漫画家。1989年「おんなのこである条件」でガロでデビュー。赤裸々な性描写や出産、離婚などの体験をはじめ、女の生態や本音を生々しく描く作風で女性を中心に絶大な人気を誇る。著書に『だから女はめんどくさい』『ブ活始めます』『酒とナミダとマリエと赤子』など多数。2度の結婚で4人の子を持つ。