既婚男性と不倫する女子へ刺さる言葉5
「いざとなったら世間は敵」
芸能人のスキャンダルで目の当たりにした人もいるかと思いますが、不倫をしているということがつまびらかになると、それまでちやほやしてくれていた人たちも一気に敵になる、あるいは敵のふりをするようになります。庇ってしまったら共犯のような扱いになるのが怖いからです。
自分は芸能人じゃないから世論は関係ない、と思っているかもしれませんが、例えば職場や趣味の集まりで、何か小さなトラブルに巻き込まれることがあるかもしれません。そういうとき、不倫をしているという事実は敵にとっては格好の攻撃材料になるし、味方になってくれようとする人も庇いにくい要因となってしまいます。何かトラブルのとき、誰かと対立したとき、味方になってくれる人がいないのは寂しいですよ。
Text: Suzumi Suzuki Photo: Getty Images
-
鈴木涼美/社会学者、作家。1983年東京都生まれ。慶應義塾大学環境情報学部卒。東京大学大学院学際情報学府修士課程修了。記者として在籍した日本経済新聞社を退社後、執筆業を中心に活動。著書に『身体を売ったらサヨウナラ 夜のオネエサンの愛と幸福論』(幻冬舎)や『「AV女優」の社会学 なぜ彼女たちは饒舌に自らを語るのか』(青土社)など。2017年5月25日には、新著『愛と子宮に花束を』(幻冬舎)を発売。7月1日には、同名小説を原作とした映画『身体を売ったらサヨウナラ』が全国順次ロードショー。
Twitter:@Suzumixxx
http://lineblog.me/suzukisuzumi/