既婚男性と不倫する女子へ刺さる言葉4
「モテるモテないは自分が決める」
不倫にハマる女子のなかには、「同世代の男の子にモテなかった」という人が少なからずいます。そして「なぜか不倫だとモテる」とか言い出す人はいませんか?
同世代の独身男性ウケが悪い人と、不倫をするような既婚男性にモテる人というのはとても親和性が高い。なぜかといえば、独身男性にモテる女性というのは、結婚願望や選ばれたい欲が強く、独身男性にモテようと努力している人であり、そういう人は既婚男性に興味がないため、彼らには冷たいのです。
対して、結婚願望がそれほど強くなくて愛されたい欲よりも自分が好きになった人と恋愛したいと思っている女性は、独身男性の前で頑張らない代わりに既婚男性の前でも分け隔てなく接するため、普段相手にしてもらえないおじさま方にとっては女神に見えます。「同世代にモテないけど不倫ならモテる」という理論はそういった、自分のモテようとする気持ちによって決定されているのであって、ただの勘違いだとわかってもらうべきです。
Text: Suzumi Suzuki Photo: Getty Images
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鈴木涼美/社会学者、作家。1983年東京都生まれ。慶應義塾大学環境情報学部卒。東京大学大学院学際情報学府修士課程修了。記者として在籍した日本経済新聞社を退社後、執筆業を中心に活動。著書に『身体を売ったらサヨウナラ 夜のオネエサンの愛と幸福論』(幻冬舎)や『「AV女優」の社会学 なぜ彼女たちは饒舌に自らを語るのか』(青土社)など。2017年5月25日には、新著『愛と子宮に花束を』(幻冬舎)を発売。7月1日には、同名小説を原作とした映画『身体を売ったらサヨウナラ』が全国順次ロードショー。
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