2004年
エロル・モリス、長編ドキュメンタリー映画賞
2004年に『フォッグ・オブ・ウォー マクナマラ元米国防長官の告白』で長編ドキュメンタリー映画賞を受賞したエロル・モリスは、その前の年のマイケル・ムーアに続いて、ブッシュ政権とイラク戦争批判を展開。アカデミーがやっと自分の作品に気づいてくれた、と冗談っぽく謝辞を述べた後、イラク戦争をベトナム戦争と比較し、「40年前、この国はベトナムで頭がイカれて、何百万人もの人間が死んでしまった。我々はまた同じように頭がおかしくなっているのではないかと恐ろしい」と心情を吐露した。
Translation, text : Naoko Ogata Photo: Getty Images