2000年
ジョン・アーヴィング、脚色賞
映画『サイダーハウス・ルール』は、ジョン・アーヴィングの同名の小説を原作とし本人が脚本を担当した、人工中絶をテーマにした作品だ。同作でアーヴィングは”プロチョイス”(妊娠中絶合法化支持)のメッセージを発信。人々に感謝の意を伝えていく中でプロチョイスを支持するNGO団体のプランド・ペアレントフッドや妊娠中絶権擁護全国連盟(NARAL)にも謝辞を述べ、挨拶の結びとした。最近もアーヴィンは『Hollywood Reporter』誌にオプエドを寄稿し、ハリウッドの人々は受賞スピーチで”あからさまに偏向”した政治的態度を堂々と表明するべきだとしている。彼は以下のように書いている「我々のコミュニティでは、不寛容に対する寛容さというのは受け入れることはできない。トランプ大統領の不寛容さは紛れもなく明確だ」
Translation, text : Naoko Ogata Photo: Getty Images