上司を観察。言葉に隠された本質を見抜く
どんな場合であっても相手のことを“知る”ということは成功への大きな鍵。クラッシャー上司といってもさまざまなタイプがいて、ねちねちタイプ、怒鳴るタイプ、熱血タイプ、そして育てたがり屋さんタイプなど。あなたが今対峙しようとしている人がどのタイプなのかを見極めることは大変重要なのだ。
まずは、上司が発する言葉によ~く耳を傾けてみてみること。「俺はお前にこうなってほしいんだよ」頻繁に発する彼は“育てがり屋さんタイプ”。“熱血タイプ”は「俺の若いときはな……」がキーワード。
また、上司があなたに暴言を発する瞬間、あなたの目を見ているだろうか? 果たして、その言葉のなかにあなたへの“愛”を感じる瞬間があるだろうか? 上司の怒っているときの仕草や声の調子、“非言語部分”を観察してみる。すると、発せられる厳しい言葉や辛辣な言いまわしに飲み込まれず、彼らの真意を発見できることもあるのだ。ときには辛辣な言葉が“愛の鞭”にあなたのなかで変わるかもしれない。
Text:Akiko Uehara Photo : Aflo
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ADVISER
青山初音/セラピスト
日本において博物館学芸室、大学研究室、外資金融勤務後、渡英。英国立ハートフォードシャー大学大学院アートセラピー修士号取得。ケンブリッジ大学アデンブルックス病院精神科病棟、フルボーン病院、プリンセス・オブ・ウェールズ病院にてアートセラピストとして、個人・グループセッションを担当する。ロンドンの特別支援学校にて様々な障碍をもつ子供たちとのセラピー経験を積む。日本帰国後は中東、アメリカ、ロシア、中国、東南アジア各国の厳しい現場で働く海外駐在員に現地でのアセスメント・カウンセリング、企業のメンタルヘルスコンサルテーション、及び病院での心理検査等を担当している。
https://www.heartc.com/counselors/counselor-list/list-03.html