ELLE MEN
2016/04/20(水)
注目のイケメンにELLEが会いに行く! Vol.7

仕事に友情に。22歳の神木隆之介にクローズアップ

子役時代、思春期、大人になってから。いつインタビューしても誰に対してもまるでお喋りを楽しむようにニコニコと応じてくれる神木隆之介。プライベートで友だちと過ごすときも、「どうやったら楽しんでもらえるか」とまず相手のことを第一に考えるそう。そんな彼のいまいちばんの仲良しが『太陽』(2016年4月23日公開)で共演した古川雄輝なのだとか。絶望的な近未来を描いた作品で、二人はどのように仲良くなっていったのだろうか。得意という共演者攻略法のほか、意外と詳しい少女漫画の話など、オンもオフもユニークな、神木ならではの発言が次々と飛び出した。

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作品の完成披露試写会にて披露された古川雄輝(右)との仲良しエピソードは会場のファンを大いに沸かせていた。 (C) 2015 「太陽」製作委員会

共演した古川雄輝とは真逆の性格だからこそ興味津々

―神木さんの友だちってどんな人が多いんですか。 
 
同世代の友だちもいますが、年上も多いです。この前は古館(寛治)さんと二人で、僕の家で、黙々将棋をさしました。古館さんに連絡して、「将棋できますか」「できるよ。いつやる?」「じゃあ、○○日で」「どこでする? 神木くん家?」「将棋盤があるので、僕の家でよければ」というやりとりの後、来ていただきました。優しい方です。
 
―なんで、そんな流れに?
 
古館さんはこの『太陽』の撮影が終わった後、宮藤官九郎監督の映画『TOO YOUNG TO DIE! 若くして死ぬ』(6月25日公開)でもご一緒させてもらったんです。『太陽』のときは、夜はずっと森繁役の古川(雄輝)さんと一緒で、昼間はずっと古館さんといました。お弁当を一緒に食べて、立ち話をして……。
 
―劇中では、ノクスの森繁とキュリオの鉄彦との友情が印象的ですが、共演の古川君とはどんな風に関係性を作っていったんですか。
 
芝居に関して、特に話し合いはしていません。古川さんが衣装でベレー帽をかぶっていたので勝手に「大佐」というあだ名を付けて、呼び始めてからはすごく話し掛けるようになりました。でも、優しくしてくださって、仲良くしてもらっていました。森繁とのシーンがいちばん多かったこともありますが、キュリオの人たちとの撮影は昼間か、温かい時間帯なんです。でも古川さんはノクスなので、撮影は本当に寒い夜間。「寒いね。一緒に頑張ろう」と言いながら撮影していたので、絆がすごく深まって、自然と森繁と鉄彦の関係ができていったのだと思います。
 
―大佐って、神木君が名づけたんですか。古川さんはどういう反応でした?
 
そうなんです。「あ、そうか。いいよ、別に」という感じでした。
 
―鉄彦が森繁に話しかけて、二人は友だちになりますが、役柄で、そうしたんですか。
 
特に役だからということはないですが、仲良くなれるかもしれないと思って、すごく興味があったんです。絶対に僕と真逆だと思ったので、何を考えて、どんな風にものごとを捕えているんだろうと知りたくて、話しかけたのが最初です。『脳内ポイズンベリー』の打ち上げのときに初めて、お会いして、「次、一緒ですね!」と明るく話しかけたら、「そうだね。よろしく」ってクールに返されました(笑)。
 
―近寄りにくいとか、思わなかったですか。
 
僕はクールな人でも構わず、たくさん話しかけます。

  • 『太陽』
    21世紀初頭。人類は夜しか生きられない新人類ノクスと太陽のもと、貧しく暮らす旧人類キュリオに分断されていた。ただし、キュリオに生まれた者でも、20歳までならノクスに転換できる。家族や友人を捨てて、自分の運命を切り開くのか。岐路に立たされた若者たちがそれぞれ下す選択は……。神木はキュリオに生まれ、ノクスに強く憧れる鉄彦役。ノクスでありながら制度に疑問を抱く駐在員の森繁(古川雄輝)と深い友情で結ばれる。2016年4月23日(土)公開。
    http://eiga-taiyo.jp/

Photo: Kisimari(W)  Styling: Keita Izuka  Hair & Makeup: INOMATA(&’s management)  Inteview & Text: Aki Takayama

  • 神木隆之介/1993年5月19日生まれ。埼玉県出身。99年、テレビドラマ「グッドニュース」でデビュー。以後、映画・テレビドラマを中心に活躍。映画『妖怪大戦争』(05)で第29回日本アカデミー賞新人俳優賞受賞。近年の出演作は、ドラマ「SPEC」シリーズ(10〜)、「11人もいる!」(11)、「家族ゲーム」(13)、「学校のカイダン」(15)、「サムライせんせい」(15)、『劇場版SPECシリーズ』(12〜13)、『桐島、部活やめるってよ』(12)、『るろうに剣心 京都大火編/伝説の最期編』『神さまの言うとおり』(14)、『脳内ポイズンベリー』『バクマン。』(15)など。

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