セレブコラム 2017/10/30(月)
松崎健夫の映画ゼミ

ドゥニ・ヴィルヌーヴ監督を徹底解剖!

これまで見てきた映画は約2万本! 『ZIP!』などで活躍中の映画評論家・松崎健夫さんが独自の視点で解説する「映画ゼミ」連載企画第8弾。今回は『ブレードランナー2049』を監督したドゥニ・ヴィルヌーヴ監督の各作品を徹底研究!

『ブレードランナー2049』で話題沸騰!

35年ぶりの続編となる話題作『ブレードランナー2049』。その監督を任されたのが、カナダ出身のドゥニ・ヴィルヌーヴ。アカデミー外国語映画賞候補となった『灼熱の魂』(10)が日本で紹介されて以来、新作が公開される度に映画ファンの注目を浴びてきた。そして、今年公開された『メッセージ』(16)では、遂にアカデミー作品賞や監督賞の候補となった今ハリウッドで最も期待されている旬の監督。
 
1967年生まれの彼は、『ブレードランナー』(82)をリアルタイムで観た世代。このことは『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』(15)や『シン・ゴジラ』(16)と同じ要素を持っている。それは、公開当時は観客側だった監督たちが「俺ならこう撮る!」という視点。だがそこには、前作のファンを納得させながら、前作を未見の観客にも理解させることが必要とされる。同時に、前作を踏襲しながらも同じビジュアルには出来ないという難題とも向き合わなければならない。それら多くの高いハードルを悠々と越えてくる『ブレードランナー2049』は、2017年の最注目作品であることに間違いない。
 
今回の「映画ゼミ」では『ブレードランナー2049』を監督したドゥニ・ヴィルヌーヴ監督の過去作について学んでみよう。

text: Takeo Matsuzaki photo: AFLO

  • ドゥニ・ヴィルヌーヴ監督
    今ハリウッドで最も期待されているカナダ出身の映画監督。アカデミー外国語映画賞候補となった『灼熱の魂』(10)が日本で紹介されて以来、新作が公開される度に映画ファンの注目を浴びる。今年公開された『メッセージ』(16)では、遂にアカデミー作品賞や監督賞の候補に。今年の映画界最大の話題作の1本、『ブレードランナー2049』が公開中。

  • 松崎健夫(まつざき・たけお)
    映画評論家。『キネマ旬報』などに寄稿し、『WOWOWぷらすと』『ZIP!』『japanぐる〜ヴ』に出演中。共著『現代映画用語事典』ほか。

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