ご当地ロースタリーのカフェスタンドで、お気に入りの豆をGET

「沖縄セラードコーヒー」の「コーヒー豆」

コーヒーブームのサードウェーブで、オリジナリティあふれるロースタリーが次々と現れる今日この頃。そんななか、浦添市港川の外人住宅の一画に佇む自家焙煎珈琲工房「沖縄セラードコーヒー」は、業務用コーヒーの販売元として25年前から自家焙煎した豆の卸販売をしてきた老舗だ。焙煎機の煙突からは芳ばしいコーヒーの香りが漂ってくる。自宅用でも豆や焙煎方法にこだわって多様な淹れ方で楽しむ人が増えてきたこともあり、2009年に、もっとコーヒーの面白みを知ってほしいと週末限定で立ち飲みスタイルのカフェをオープンさせた。
コーヒーは、豆の産地と生産（せいせん）処理、焙煎具合など、さまざまな条件が入り交じって、コーヒー独特の繊細な味わいが生まれる。店内に所狭しと並べられたコーヒー豆の瓶には、産地や生産方法だけでなく、味わいの違いについてもコメントされたラベルが貼られ、初心者でも豆選びを楽しめるよう配慮されている。なかにはコーヒーなのに紅茶のような味わい……と書かれたものまであり、実にユニークだ。持ち帰り用のパッケージは、南国の鳥が描かれたチャーミングなデザイン。沖縄旅の余韻を、家でもじっくりと味わいたい。