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上・左)ドメーヌに隣接したショップ。内装はカジュアルで明るく、壁には写真が飾ってあってギャラリーのよう。クリストフと由佳さん、実は写真のコレクターだというから、納得。 中)ワインは左から、「リースリング ロザッケル」、同じく「エスプリ・リーブル」、そして「キュヴェ・ギョタク」。この「キュヴェ・ギョタク」には面白いエピソードがある。由佳さんの実家が札幌で寿司屋を営んでおり、そこで飲んでもらえるようにと、寿司に合わせるワインとして考えたものだという。 上・右)この日、コースで提供された由佳さんの料理の一品。コールラビ、アボカドのタルタル、鯛、パッションフルーツを使った前菜。ピノ・グリを合わせていただいた。 下)クリストフと由佳さん。赤坂でフランス料理のシェフを務めた後フランスに渡り、各地で食材を学ぶうちに、ここアルザスでクリストフに出会ったそうだ。「季節ごとにすばらしい食材がたくさんあるので、アルザスは面白いです」

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ワインと料理のベストマッチを探求

ドメーヌ・ミットナット・フレール

「フランスでいちばん美しい村」にも選ばれたという、のどかな風景が広がる小さな村、ウナウィール。ここにドメーヌを構えるのがミットナット兄弟だ。家族経営のドメーヌで、今で3代目になるという。1999年からはビオディナミをとり入れ、テロワールを表現するワイン造りにチャレンジしている。「アルザスは土壌が複雑で品種もたくさんあるので、多様性のあるワイン造りができるのです」と語るのは、兄弟のひとり、クリストフ。「この辺りは土地に重量があって表土が深いので、ほかの場所に比べると香りは控えめながら、口に含むと複雑でミネラル感の豊かなワインができます。だから、料理にとても合わせやすい」。クリストフによると、アルザスワインは「Vin de cuisine(料理のためのワイン)」なのだと言う。「ワインのミネラルはやや塩気を感じさせることもあり、だからこそ料理の味を引き立てる。同じ品種でも、ほかの地方で造ったワインよりアルザスワインのほうが料理に合わせやすい」のだそうだ。実は、クリストフの奥様、由佳さんは、元フレンチ・シェフ。それもあってか、クリストフと由佳さんはドメーヌのワインをどんな料理に合わせるかを、日々考えているのだそうだ。今では週に一度、ワインと料理をコースで提供する「ターブル・ペイザンヌ」という会を開き、主に地域の人たちを招いているのだとか(コースで55ユーロというからお手頃!)。「もちろんどなたにも来ていただけるのですが、ありがたいことにもう1年以上先まで満席で……」と、由佳さん。身近にすばらしい料理人がいてワインに対するインスピレーションをかきたててくれるとしたら、ミットナイト・フレールのワインはこれからますます洗練されていくに違いない。
 

>>ドメーヌ・ミットナット・フレールのワインを買う

  • ドメーヌ・ミットナット・フレール Domaine Mittnacht Freres
     
    27 route de RIbeauville, 68150 Hunawihr, France
    tel.+33.3.89.73.62.01
    http://mittnachtfreres.fr/
     
    ※見学はできないが、ショップでテイスティングと購入は可能。

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    ドメーヌ・ミットナット・フレール キュヴェ・ギョタク 2013
    ¥3,240(税込)
     

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photos : Taisuke Yoshida

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