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上)田舎風の部屋がいかにもアルザスらしいシャンブル・ドット。それぞれの部屋に、「シルヴァネル」「リースリング」など、アルザスのぶどう品種の名前が付けられている。 中・左)村の中心地にあるみやげ物店。アルザスらしいかわいい小物やおみやげ、そしてもちろんワインも販売している。 中・右)左から、古木のぶどうで造ったゲヴュルツトラミネール、おじいちゃんの名前にちなんで「ジャン・シャルル」と呼ばれるリースリング、そして、このドメーヌの看板ワイン、クレマン・ロゼ。リュールマン・シュッツのワインの一部が、今年からコストコで販売されるそうなので、チェックしてみて。 下)ドメーヌのオーナー家族。左から、孫のトマ、“おばあちゃん”のマリ=マルト、そして現在はドメーヌと店を切り盛りする娘、クリスティーヌ。

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アルザスらしいホスピタリティでワイン文化を普及

リュールマン・シュッツ

アルザスでぶどう畑の面積がいちばん大きいという、ダンバック・ラ・ヴィル村。中世の趣があるこの村は、城壁と3つの門がある、いわゆる城塞都市だ。観光地としても魅力的なところだが、ワイン産業もしっかりと根付いているという。このリュールマン・シュッツは1688年創業、家族経営のドメーヌ。自社畑のぶどうのほか、ほかの農家のぶどうを購入しての醸造も行っている。ここの特徴は、シャンブル・ドット(民宿)があるということ。全部で4つある客室にはそれぞれ、ぶどうの品種の名前がつけられており、部屋ごとに少しずつ雰囲気が違う。ワイン好きの旅行客をもてなそうと、30年以上前に先代の奥様が始めたものだそうで、朝食付きで1部屋62ユーロ。朝食は、いまでも“おばあちゃん”自らが作っているというから、まるで親戚の家に泊まりに来たような温かな雰囲気でくつろぐことができる。もちろん、テイスティングもできる。こちらのドメーヌは、敷地内にテイスティングができるワインショップがあるほか、村の中心部にみやげ物店を経営しているので、ワインはそちらでも購入可能。また、この村は、アルザスで唯一の「ミニトレイン」が走る村で、週に2回、そのみやげ物店の近くから出発して、畑、村、カーヴをまわって試飲をする、というツアーがあるのだとか(6ユーロ程度※)。気持ちのいい季節に訪れたら、ぜひそれを利用してアルザスの素敵な街並みも体験するといい。
 
※2014年12月現在

  • リュールマン・シュッツ Ruhlmann-Shutz
     
    34, rue du Maréchal Foch 67650 Dambach La Ville, France
    tel. +33.3.88.92.41.86
    http://www.ruhlmann-schutz.fr/
     
    ※見学可能。営業時間/月~土9:00~12:00、14:00~18:00 (みやげ物店は、月~水、金~日10:00~12:00、14:00~19:00)

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photos : Taisuke Yoshida

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