“フード・シナジー”って知ってる?
人気のフィッシュ&チップスやアップルクランブル&カスタード、チーズとピクルスのように、食べ物には相性のよい組み合わせが存在する。これは“フード・シナジー”と呼ばれ、ある食材を組み合わせることで相乗効果により栄養分の吸収率がぐんと上がるというもの。代表例はこちら。
トマトとオリーブオイル
トマトの鮮やかな赤色の元でもある、強力な抗がん抗酸化物質のリコピンは、オリーブオイルなどのヘルシーな油と組み合わせると、もっとも効率よく体内に吸収されるそう。またリコピンは、トマトピュレやトマトペーストのような加工されたトマトの方が、体内でより効果的に働くということがわかっている。
ほうれん草とレモン汁
レモンをひと絞り加えることで、葉物野菜に含まれる鉄分をより体内に吸収しやすくする効果が。ビタミンCの存在は、鉄分の吸収を6倍にまで高めてくれるそう。
ターメリックと黒こしょう
この黄金色のインド産スパイスは、強力な抗炎症の性質を備えたクルクミンと呼ばれる活性成分が含まれる。一方で、黒こしょうに入っているピぺリンという合成物は、クルクミンの吸収を1000倍に上げるすぐれもの。たっぷりと野菜にふりかけたり、カレーに入れたり、またはラテに入れて飲むのもおすすめ。
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卵とアボカド
こちらは味の面で好相性なだけでなく、アボカドの善玉脂肪が卵に含まれる脂溶性ビタミンDの摂取率を高めるという最強コンビ。大まかなルールとして、脂溶性ビタミン(ビタミンA、D、E、K)と脂肪源(オリーブオイル、バター、アボカドまたはナッツなど)がセットになるように心がけよう。
text: The Good Housekeeping Web team translation: Mayu Nakanishi photo : Getty Images
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※この記事は、海外のサイトで掲載されたものの翻訳版です。データや研究結果はすべてオリジナル記事によるものです。