家でボンボン・ショコラを楽しむためのコーディネート・レッスン
ボンボン・ショコラのテイスティングをもっと優雅な時間にするためには、ちょっとした演出も必要。尾形シェフからテイスティングの時に必要なアイテムを教えていただいた。
「ボンボン・ショコラをいただくのに最適な温度は、22℃くらいだといわれています。適温でテイスティングする場合でも、1粒味わうごとに口の中の温度が変化してしまう。チェイサーとしてフレーバーの強くないお茶やお湯を用意して、口の中の温度を一定に保ちながらテイスティングすると味わいの違いを感じやすくなると思います」
ほかに、お湯を入れたフィンガーボウルや、ペティナイフなどのよく研いだ小さなナイフとペーパーナプキンを用意しておくと、ショコラを切るたびにナイフをふくことができるので便利だとか。器には、ショコラの色が映えるように白っぽいものを選びたい。
さて、ショコラを楽しむためのテーブルを演出した後は、それぞれのボンボン・ショコラの違いを確認しながら、五感でテイスティングを楽しもう! ショコラティエの確かな技術と新たなおいしさの発見に、ボンボン・ショコラがもっと好きになるはず。
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尾形剛平さん
Kohei Ogata
製菓学校卒業後、東京都内のパティスリーを経て渡仏。パリでアルノー・ラエールに勤務したのち、アンリ・ルルーにて修業、ルルー氏の薫陶を受ける。帰国後、株式会社ヨックモックに入社、商品開発に携わる。コンクールなどでの入賞歴を多数持つ気鋭のシェフ。
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photos : Yukako Hiramatsu styling : Makiko Iwasaki text : Akiko Kawagoe