2. スマホを体の一部として認識する
スマホが自分の腕の延長のように感じるのは、実際にそのような状態になっているから。ある研究によると、90%の人間がポケットに電話が入っていない時も、ポケットの中が振動しているような感覚を覚える”幻想振動症候群”であると報告されている。さらに驚くことに、携帯電話のヘビーユーザーは(私たちの大半がそうだが)、携帯があたかも体の一部であるかのように感じるという。研究者ラッセル・クレイトンによると、ミズーリ大学による2015年の研究では、デバイスから強制的に離れさせられた人々は”アイデンティティを失った感覚”を覚えた、という。
Translation & Text: Naoko Ogata Photo: Getty Images