1. 脳が休憩モードに入る
はじめにスマホでチェックしないと、レストランへの行き方といった単純なタスクでも難しく感じる、という経験はないだろうか? それは”グーグル効果”によるものだと米コロンビア大学の研究者たちは明らかにしている。
研究者のベッツィー・スパロウによると「インターネット検索はどんなにささいな質問の答えも検索できる常套手段となっているため、何かをすぐに理解できない時、我々は不快な離脱症状を感じる」という。その研究では「我々はコンピューターのツールと共生的になっており、情報そのものより、その情報がどこにあるか、という記憶の方が引き出しやすい相互接続的な機構へと変化している」と結論づけている。
つまり、答えを探す時に、なんでもインターネットにあってイージーすぎるために、我々自身のハードドドライブの動きが鈍くなってしまっていると言える。
Translation & Text: Naoko Ogata Photo: Getty Images