ロイヤルファミリーの一員になるには? 英国王室の結婚にまつわる9の掟
2017/05/09(火)
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王家の人間が結婚するためには女王の承認が必要

メーガン・マークルは王家の一員になるのにふさわしい素晴らしい人間だけど、ひとつだけ引っかかることが。それは彼女がかつて結婚していたことがある、ということだ。ジョージ3世の1772年王室結婚令によると、王家の上級メンバーたちは、離婚歴のある人間や、ついでに言うとカトリックの人間とも結婚することはできない。離婚歴のある人間との結婚を、イギリス王家は長年拒んできた。1936年に、エドワード8世がアメリカ人のソーシャライト、ウォリス・シンプソン夫人と結婚するために、王冠を捨てたことはつとに有名。彼女は離婚歴があるばかりでなく、エドワード8世との情事が表沙汰になった時に2人目の夫と婚姻関係にもあった。エドワードの両親であるジョージ5世王とメアリー女王は2人の関係を認めず、シンプソン夫人との面会を拒絶し続けた。ジョージ5世が逝去した時、政府と当時の首相、ボールドウィンはエドワード8世とシンプソン夫人の結婚の願いを退け、王冠か人生を賭けた愛のどちらかを選ぶよう要請した。

2013年に古風な1772年王室結婚令は王位継承法の可決により廃止。新しい法律では、王位継承順位で6番目までの人間は女王による結婚の承認が必要とされており、もしエリザベス女王が異議を唱えれば、結婚はできない仕組みだ。とはいえ、2005年、エリザベス女王はチャールズ皇太子と彼の長年の愛人で離婚歴のある、カミラ・パーカー・ボウルズとの結婚を許しているので、マークルはそこまで心配する必要はなさそうだ。

Translation & Text: Naoko Ogata  Photo: Getty Images

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