ジェレーナがお手本!? 元カレと復縁したいときのアクション7
2018/03/26(月)
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おまけ

復縁してもうまくいかないのはなぜ?

ここまできてなんですが、私自身は一度別れた人との復縁を心からおすすめしたい、と思うタイプではありません。

確かに、新しい恋人と一から関係を作るより、すでにお互いの好みや考え方がある程度把握できていて、恥じらいなどの壁も超えたことがある男性とよりを戻すほうが、精神的なハードルは低く、何よりラクではあります。交際期間が長かったならば尚更、気楽だし、寂しくない。ただ、別れる理由が少なくともひとつ以上はある相手、ということになりますから、ひとりでいたときの寂しさやつまらなさが薄れた際、再び関係がうまくいかなくなることは実は結構多いのです。

同じ人と何度も別れては付き合って、を繰り返している人、というのは失恋の落ち込みを乗り越えて新しい恋愛に向けて歩き出せなかった、という人が多い気がします。どんなに喧嘩しても、どんなに苛立っていても、好きだった人と別れてしまったらそれなりに寂しいはずですから、その寂しさに耐えられず、元カレの温もりに戻ってしまうと、それは一度冷静になって考え直した結果ではないわけですから、根本的な問題が解決しておらず、同じことを繰り返してしまいがち。

元カレとヨリを戻したい、という自分の気持ちが、失恋の寂しさによるものなのか、それとも本当に彼を愛しているのか、を見極めるためにも、また、カレとの思い出をある程度相対的に判断するためにも、誰かと別れたら、必ず一度は別の誰かと付き合ってみることをおすすめします。

Text: Suzumi Suzuki Photo: Getty Images

  • 鈴木涼美/社会学者、作家。1983年東京都生まれ。慶應義塾大学環境情報学部卒。東京大学大学院学際情報学府修士課程修了。記者として在籍した日本経済新聞社を退社後、執筆業を中心に活動。著書に『身体を売ったらサヨウナラ 夜のオネエサンの愛と幸福論』(幻冬舎)や『「AV女優」の社会学 なぜ彼女たちは饒舌に自らを語るのか』(青土社)、『愛と子宮に花束を』(幻冬舎)、『おじさんメモリアル』(扶桑社)など。最新の著書は今を生きる女性のお金の使い道や稼ぎ方について評した『オンナの値段』(講談社)。
    Twitter:@Suzumixxx
    http://lineblog.me/suzukisuzumi/

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