アクション2
ヨリを戻すときに新ルールを設定
以前、お互いがあまりに忙しくなったのが原因で恋人と別れた私の友人が、それでもカレのことを忘れられず、すぐに復縁したことがあります。しかし、そもそも生活時間が全く合わない、お互い仕事が優先でとても忙しい、という“別れた原因”自体は、何も解決しないままによりを戻したため、結局また三ヶ月とたたないうちにまた破局してしまいました。好き、会いたいという気持ちが強くなると、障害が見えなくなりがちなので、どうしてうまくいかなくなったのかをしっかり思い出し、その対処法を考えてから復縁に動かないと、結局同じことを繰り返すかもしれません。
あまりロマンチックではないですが、うまくいかなくなった原因を探り、そこに対して何かしらのルールを設定するというのも賢い方法かもしれません。「夜遅くなるときは必ず22時までに連絡する」「浮気を疑っても絶対に携帯を見せろとは言わない」など、はっきりした決めごとがあると、次の恋愛が意外とスムーズにスタートするのでは?
Text: Suzumi Suzuki Photo: Getty Images
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鈴木涼美/社会学者、作家。1983年東京都生まれ。慶應義塾大学環境情報学部卒。東京大学大学院学際情報学府修士課程修了。記者として在籍した日本経済新聞社を退社後、執筆業を中心に活動。著書に『身体を売ったらサヨウナラ 夜のオネエサンの愛と幸福論』(幻冬舎)や『「AV女優」の社会学 なぜ彼女たちは饒舌に自らを語るのか』(青土社)、『愛と子宮に花束を』(幻冬舎)、『おじさんメモリアル』(扶桑社)など。最新の著書は今を生きる女性のお金の使い道や稼ぎ方について評した『オンナの値段』(講談社)。
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