アクション3
用事とかこつけて今の空気感を探る
別れた彼が忘れられない場合、それは2人で過ごした時間が幸福で充実したものであったということですから、向こうもある程度あなたのことを今でも大切に思っている可能性は高いとは思います。ただ、その気持ちが盛り上がっているときもあれば、今の生活が楽しく、復縁へのテンションが上がりにくいタイミングもあり、どちらのときにあなたから連絡がくるかによって、話を聞く耳を持つか持たないかが決まってしまいます。
共通の知人がいる場合やSNSを利用している場合はさりげなく情報収集ができますが、あまり情報源がない場合は、ちょっとした用事にかこつけてあまり内容が重くないメールやラインを一本送ってみて、返事のそっけなさや返信のスピードなどで、カレの気持ちが比較的自分に向いているかどうかを見極めるのがいいと思います。そっけない返事が返ってきた場合は、あまり良いタイミングとは言えません。
Text: Suzumi Suzuki Photo: Getty Images
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鈴木涼美/社会学者、作家。1983年東京都生まれ。慶應義塾大学環境情報学部卒。東京大学大学院学際情報学府修士課程修了。記者として在籍した日本経済新聞社を退社後、執筆業を中心に活動。著書に『身体を売ったらサヨウナラ 夜のオネエサンの愛と幸福論』(幻冬舎)や『「AV女優」の社会学 なぜ彼女たちは饒舌に自らを語るのか』(青土社)、『愛と子宮に花束を』(幻冬舎)、『おじさんメモリアル』(扶桑社)など。最新の著書は今を生きる女性のお金の使い道や稼ぎ方について評した『オンナの値段』(講談社)。
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