私たちが暮らしているのは「ポスト人種差別のアメリカ」ではない
「私が大統領に当選した後、『ポスト人種差別のアメリカ(アメリカが人種主義を超えた)』という議論がありました。そのような見方は、良かれと思って言われたことではありますが現実的ではありません。 私たちの社会において人種は社会を分断する力として未だに根強く強力です。私は、人種間の関係が10年、20年、30年前よりも改善しているのを知る程度には長く生きてきました。それは統計だけでなく、政治分野における若いアメリカ人たちの態度からもわかります。でも私たちは、またあるべき状態には至っていません。すべての人がもっと努力する必要があるのです。
Translation & Text: Yoko Nagasaka Photo: Aflo