オバマ大統領の退任演説10の感動フレーズ
現地時間1月10日(火)の夜、政治家としてのキャリアの出発点であるシカゴで最後のスピーチを行ったオバマ大統領。大統領になるまでの道のり、在任中で彼が果たした功績、アメリカの将来像について語った。
感きわまる支援者、友人たちに向けて60分間にわたって語りかけた大統領。1回だけでなく2回の当選を果たせた理由、自分がアメリカの民主主義制度が生き残るために進化しなくてはいけないと信じていることを明らかにした。さらにミシェル・オバマ夫人への感謝の言葉を述べ、娘のマリア(と聞いている私たち)を涙させる場面もあった。そしてこの演説で世界はオバマ大統領とジョー・バイデン副大統領が築いた友情と兄弟愛にも気がつかされた。
また次期大統領についても触れたオバマ大統領。そのドナルド・トランプ次期大統領は、オバマ大統領の現政権しか成し遂げられなかったことを覆す意思を明らかにしているが、オバマ大統領は彼が理想として掲げていること--真の民主主義、権利を持った市民、平等を推し進めるアメリカ人の力が決して弱まることはないのだと主張した。
この最後の演説の中から心に残る10のフレーズをピックアップ。「変化」はたとえ少しずつであっても可能である。このフレーズが、そのことをいつも私たちに思い出させてくれるだろう。
Translation & Text: Yoko Nagasaka Photo: Aflo