まずは基本中の基本、“テーマが明確であること ”が何よりも重要。レベルの高い写真が飛び交うインスタグラムの世界で、ただなんとなく撮った写真を載せているようでは、価値を見出してもらえる確率は一向にロー。何を見せたいのか、しっかりと軸を決めたうえで自分のクリエイティブセンスをフル注入してみせないと！　この投稿は、インスタに載せるにしてはコントラストも弱いし写りこんだ顔の向きも目線も中途半端。花の美しさを伝えたいならもっと鮮やかに色調を出し、花を持った自分を正面から見せるなら目線は花かカメラに。ただ花を撮ればヒキがあるという考えは浅はか。

「せっかくやるのだから、クリエイティブな投稿で自分の視点のユニークさを語らせてほしい。それが見た人の視野を広げるきっかけに なれたら、フォローする価値も生まれるから」（パリ・イーサン／ビジュアルアーティスト：以下パリ）
「分かりやすいテーマと美しいビジュアルが特徴のアカウントは話題になりやすいです。ヴィンテージの道具をレイアウトした写真を投稿する＠bali_ayuや、ボーイフレンドとの日々のシンメトリーな朝食を紹介する＠symmetrybreakfastなど、いろいろ参考にしてみてください」（インスタグラム広報・市村怜子さん）

そのほかのおすすめ例は以下。
「@isabelitavirtual」は、常に想像もしないような何かを見せてくれる。単に新しいことをやろうと思わされるだけでなく、クリエーションの新境地にトライし続ける姿勢から刺激を受けているの」（パリ）

「#dailykentileや僕もやっている#dailycortadoなど、毎日同じものを微妙に表情を変えて見せる“#daily●●”が面白いと思う。ぱっと見は同じでもストーリーが毎日微妙に違う点が魅力的に映るよ」（パトリック・ジャネル／クリエイティブディレクター：以下パトリック）