だから、アマゾン ファッション ウィーク東京を知らないと損をする【2018春夏を完全リポート】
2017/11/06(月)
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ブランド設立20周年を迎えた「トーガ」。12年ぶり東京にカムバック!

1997年にデビューした「トーガ」。2年後の1999年には東京・ファッションウィークに初参加し、2005年にはパリ・ファッションウィークへ、そして2014年からはロンドン・ファッションウィークへと場所を移して世界に向けて発信し続けてきた。そんな「トーガ」がブランド設立20周年という大事な節目を迎え、久しぶりに東京のアマゾン ファッション“アットトーキョー”プログラムでショーを凱旋開催! 

20年目のクリエーションを東京で発表するにあたって、これまでのアーカイブを振り返るのではなく、「『トーガ』が今、どういった洋服を作っていて、どんな人間像をイメージしているのか。ダイレクトにお見せできるシンプルなショーにしたい」と語ったのはデザイナーの古川泰子氏。会場に選んだのも、「日本の建築であり、東京を代表する場所」と語る、日本を代表する建築家、黒川紀章・日本設計共同体が設計した国立新美術館。「普段は入ることのできない夜の美術館という空間で、東京だからこそ作ることができる世界をお見せしたいと思います」と古川泰子氏が語ったように、国立新美術館の長いエスカレーターを流れるように降りては登っていく46ルックは圧巻。

ルックは、『10.20 サカイ / アンダーカバー』と同様、同シーズンひと足早くロンドンで発表されたルックを再構築したもの。トレンドのPVC素材を活用したアイテムや、プリーツスカートの途中にホールを開けて脚を出した構築的でチャレンジングなデザインなど、ディテールと素材使いにこだわったクリエーションはブランド誕生から変わらない「トーガ」が「トーガ」たる魅力。

注目はロンドンでは行なったことのない、メンズ・ウィメンズ合同形式での発表。ファーストルックでは、ロンドンで女性モデルが着用していたブラウスをメンズモデルが着て登場。記念すべき節目の年、デザイナーの古田泰子氏とショーのスタイリングを手掛けた北村道子氏が送りだした“ジェンダーレス・ボーダーレス・多様性”を体感する装いこそが、ファッションを通してこれからの日本に伝えたい最大のメッセージだったのかもしれない。

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