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ヘレン・ミレン(女優)
【映画】
・『情事』 モニカ・ヴィッティ主演
婚約したカップルと、未来の花嫁が招いた友人アンナ。3人だけのクルージング中立ち寄った小島で突然未来の花嫁が失踪したことにより、男女の禁断の欲望が目覚める―。
抑えられているからこそ燃える欲望と情熱と、愛が迎える虚しさを描いたカンヌ映画祭審査員賞受賞作品。モニカ・ヴィッティの退廃的な美貌が映える。
・『バラの刺青』 アンナ・マニャーニ主演
イタリアの誇る国民的女優、アンナ・マニャーニが米国アカデミー賞、ゴールデングローブ賞ともに主演女優賞を獲得した名作。共演のバート・ランカスターをステップアップさせるほど影響力があったとも言われる、アンナの女優力を堪能できる。
「私はイタリアの女優へのあこがれがやまないの。アンナ・マニャーニの『バラの刺青』は私の理想的な女性像でもあるわ(ヘレン)」
【本】
・「Sea of Poppies」
・「River of Smoke」 アミタヴ・ゴーシュ(※)著
インドが誇る英語作家。現代作家の代表格が描く、“植民地”の物語。
「数えきれないほどの本を読んできたけれど、一番最近夢中になったのはアミタヴ・ゴーシュ。特に『Sea of Poppies』ね。アヘン戦争以前の時代のストーリーに惹かれてしまうわ(ヘレン)」
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ヘレン・ミレン(Helen Mirren) 女優
英国出身。女優。 舞台女優からテレビや映画まで幅広く女優として活躍。ロングヒットとなったドラマ『第一容疑者』で成功し、『カリギュラ』『カレンダー・ガールズ』『クィーン』と話題作に次々出演。ヴェネチア映画祭で1度、カンヌ映画祭の女優賞を2度受賞し、米国アカデミー賞では3回ノミネートし、2007年『クィーン』でオスカーを獲得。大英帝国勲章、デイム(女性の騎士)称号を受ける。
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※アミタヴ・ゴーシュ
インド人小説家。現代を代表する英語作家。脱植民地主義の立場から、ドラマチックで感動的なフィクションから、学者としての冷静な分析が光るノンフィクションまで書き分ける。日本では「ガラスの宮殿」(新潮社)(写真右上)、「シャドウ・ラインズ」アミタヴ ゴーシュ (著), Amitav Ghosh (原著), 井坂 理穂 (翻訳)(而立書房)などの邦訳が出版されている。