同世代の声を届けるフェミ・アイコン
監督、脚本、主演をこなしたTVドラマ「ガールズ」が絶好調、9月には著書『Not That Kind of Girl』を出版し、今ショービズ界で最もホットな20代、レナ・ダナム。作品では「女性が社会から受けている圧力」を鋭く描き、圧倒的な共感を呼んでいる。彼女が考える「フェミニズム」とは?
「女性はみんな違っていて当然……私は私のやり方を示すだけよ」
自伝には、ヴァージンを失ったときのドタバタや、元カレがゲイになった話など、笑えるエピソードも満載だ。そして、旅行や食、最大のテーマである自分の体についてなど、女性についてのあらゆる話題が盛り込まれている。この本は新フェミニストたちのバイブルであり、本の人気は、私たちが〝レナの歩んだ道〞にどれだけ期待しているかの証しだ。「わかるわ。私も常に回想録に取り憑かれてきたもの。バーブラ・ストライサンドの伝記とかね。私がこの世で最も愛することのひとつが、特別な女性の運命の日記を読むことなの。ただ、女性はみんな違っていて当然。だからそれぞれが自分の道を見つけられるように、私は私のやり方を示すだけよ」
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LENA DUNHAM レナ・ダナム
1986年、アメリカ・NY生まれ。10代には強迫障害でセラピーに通っていた時期もある。大学卒業後に撮った『Tiny Furniture』でインディペンデント・スピリット新人脚本賞を受賞。これに感銘をうけたジャド・アパトーからの誘いで2012年から「ガールズ」を製作。
「ガールズ」は2015年にシーズン4がアメリカでスタート予定。
Interview NATHALIE DOLVIO