演じるのは複雑な役ばかり
彼女が任されるのは、いつも一筋縄ではいかない女性たちばかり。「レント」でのモーリーン役は、複雑な思いを抱えながら、何人もの人々を魅了し、悪魔のように振り回す、セクシーなバイセクシャルの女性。「ウィキッド」のエルファバは、緑の肌から差別され、善意がすべて誤解される哀しい魔女。最後には哀しい結末が待っている。「glee/グリー」に至っては、自分が産んで捨てた子が、ライバル校の生徒として目の前に現れる未婚の教師役。そして今回、彼女が『アナと雪の女王』で演じたエルサはヒロインでありなが、“ヴィラン(悪役)”でもある。決して、チャーミングな王子様を待つヒロインでも、戦って結局はヒーローに助けられて結ばれるお姫様でもない。国中を氷に閉ざし、人々からも、親からでさえも怖れられる強力な魔力の持ち主なのだ。
声だけの演技なのに、また複雑で悩ましい女性役がキャスティングされたことに、「役者として色がついてしまった」との心配はなかったのだろうか? 「とても嬉しかったわ。とても興奮した。ディズニー映画に出ることは夢だから。でもこの作品について知れば知るほど、ストーリーはとても美しいし、素晴らしい歌を歌えるし、演じるキャラクターは型にはまらない役柄で、典型的なディズニーの悪役とはまるで違うとらえかたで描かれていたの。とても素晴らしく、やりがいのある経験になったわ」。
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『アナと雪の女王(原題:Frozen)』
Story
触れるものを凍らせる“禁断の力”を持つ女王エルサは、両親の死後、その力を制御できず、あることがきっかけで真夏の王国だった自分の国を明けることのない真冬の王国に変えてしまったことで、罪悪感から雪山深くへ逃走する。妹のアナは姉と王国を救うため、危険な旅に出るが……。声の出演(字幕版):クリステン・ベル(アナ)、イディナ・メンゼル(雪の女王/エルサ)、ジョナサン・グロフ(クリストフ)etc.,
声の出演(日本版):松たか子(雪の女王/エルサ)、神田沙也加(アナ)etc.,
配給:ウォルト・ディズニー・スタジオ・ジャパン2014年3月14日(金) 2D・3Dロードショー
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