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2004年トニー賞主演女優賞を受賞した際のイディナ。隣は「ボーイ・フロム・オズ」で主演男優賞を受賞した、若き日のヒュー・ジャックマン。

Photo : Getty Images

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ビッグになることは他人を脅かすこと

ディズニー史上初のWヒロインにして、初の女性監督作品となった『アナと雪の女王』。まさに女性による女性のための映画。ひとりの女性として、この映画をどう見ているのだろうか? 「(監督の)ジェニファー・リーからインスピレーションは受けたわ。ひとりのアーティストとしてね。女性か男性かということは必ずしも関係ないと思うの。彼女はこの仕事に長けていたのよ。でも、史上初の女性だということを嬉しく思うし、素晴らしい監督として、また脚本家としてリスペクトしているわ。彼女は素晴らしいアイデアをたくさん持ち込んでくれたし、ニュアンスやキャラクターを尊重する彼女のアプローチはとても助けになったし、それに人間としてとても良い人なのよ。
 
私の演じたエルサの魅力は、妹を傷つけないために世間から姿を隠すということ。それには相当な勇気が必要だと思うの。自己犠牲よね。彼女は家族を危険な目に合わせないため、誰とも話しをしようとせず、とても孤独に一人であの秘密を隠している。とても勇気のいることだわ。私が共感できるところは、たくさんあるの。ひとりの女性として、ビッグでパワフルになることで、他人に嫌な思いをさせないだろうか、脅威をあたえないだろうかと葛藤することがある。女性として、よりパワフルで賢くなればなるほど、より成功することができるけれど、同時に、『これでいいのだろうか?』『嫌われないだろうか?』『少し抑えるべきだろうか?』と思うものよ。
 
他人に好かれたいし、恐ろしがられたくはないもの。それって誰も喜べないことでしょ。それでも、私自身はベストをつくさないことは時間の浪費だと思っている。そういう部分で彼女に共感しているの」。

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    『アナと雪の女王(原題:Frozen)』

    Story
    触れるものを凍らせる“禁断の力”を持つ女王エルサは、両親の死後、その力を制御できず、あることがきっかけで真夏の王国だった自分の国を明けることのない真冬の王国に変えてしまったことで、罪悪感から雪山深くへ逃走する。妹のアナは姉と王国を救うため、危険な旅に出るが……。 

    声の出演(字幕版):クリステン・ベル(アナ)、イディナ・メンゼル(雪の女王/エルサ)、ジョナサン・グロフ(クリストフ)etc.,
    声の出演(日本版):松たか子(雪の女王/エルサ)、神田沙也加(アナ)etc.,
    配給:ウォルト・ディズニー・スタジオ・ジャパン

    2014年3月14日(金) 2D・3Dロードショー
    http://ugc.disney.co.jp/blog/movie/category/anayuki
     

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