インタビュー 2015/8/7(金)
名門一家の実力派3世美人セレブ

『ジュラシック・ワールド』:女優ブライス・ダラス・ハワードの“姫川亜弓”度

全世界・全米ともに興行収入歴代トップ3入りを果たし、 第2位の『タイタニック』超えまで秒読みと見られている『ジュラシック・ワールド』。22年前、世界中の話題を独占したスティーヴン・スピルバーグが創り上げた『ジュラシック・パーク』とそれに続くシリーズが、最新の技術で3D映画として再び蘇る。この大作のヒロインに選ばれたのは、アメリカ映画界の名門ハワード一族の娘、ブライス・ダラス・ハワード。『ビューティフル・マインド』などで知られるアカデミー監督の父、ロンと同じく俳優業と監督業をこなす彼女が、恵まれた環境を捨て、今の実力を手にするまでのストイックな過去を語ってくれた。

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プライベートでは2児の母のブライス。2012年に2人目を出産してしばらく大作出演からは遠ざかっていたのか、久々に大作復帰したのが今回の『ジュラシック・ワールド』。演じたクレアはそれとは正反対に、甥っ子たちの世話をないがしろにしてしまう、仕事人間の独身女性。しかし、最後には彼らを守るため、ハイヒールのまま恐竜たちに立ち向かう。

 (C) UNIVERSAL STUDIOS & AMBLIN ENTERTAINMENT, INC.

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生まれたときから女優なのにイチから勉強

―あなたは幼少期から俳優になるには文句のつけようのない環境と才能に恵まれました。小さい頃からスクリーンに出るチャンスもありました。にも拘わらず、大学(NYU)でイチから演劇の専門教育を受けるという道を選びました。それは必要ないのでは? と考えることもできます。わざわざ演劇を教育機関で習得しようと考えたのはなぜ?

私には本当に勉強が必要だったのよ。これは信じて(笑)。でも、ありがとう、そう言ってくれて。

父と一緒に小さな頃から映画のセットにいる環境だったし、製作側の人たちとも知り合いだったからこの職業を追求しようと思ったのは確かよ。だから、監督やクルーの立場は理解していたのだけれど、プロダクション側と演じる側には一定の距離があるから、必ずしも小さい頃は俳優という仕事を理解できてはいなかった。何をすれば俳優になれるのかもわかっていなかった。女優を夢見る子ではなかったのよ。でも、映画を創る世界自体はとても好きだったから、学校で演劇のキャリアをきちんと積もうと思ったの。

―演劇の勉強を学校でしたことで、勉強以外にも得られるものはありましたか?

もちろん。NYU時代の級友たちは今も仲良し。素晴らしいキャリアを積んでいる人もいるわ。古い友人はたいてい学校で出会った人。夫(俳優のセス・ガベル)とも大学で知り合ったし、同級生を妹に紹介したら、彼らまで結婚してしまったのよ(笑)。

俳優としてキャリアをスタートすると同時に、すぐ稼がなければいけないとなると、それは大変なこと。だから、“学ぶ”という形で俳優の経験を始めることができる状況で、かつ同じ目標をもつ人たちと交流をもてたのはラッキーだった。それに当時参加していた「シアターMITU」で一緒に舞台稽古をした仲間との出会いは、私にとって最大の経験になっていると思う。

  • (C)2015 Universal Pictures

    『ジュラシック・ワールド』

    『ジュラシック・パーク』から22年・・・予期せぬトラブルにより『ジュラシック・パーク』では実現に至らなかった、地球史上最大のテーマパークが遂にオープンする。先史時代最高の生物である恐竜と、至近距離で触れ合える施設。パークを監督する野心家のクレアのもとに甥っ子2人が突然遊びにくるが、突然の恐怖が彼らを襲う……。

    監督/コリン・トレボロウ
    製作総指揮/スティーヴン・スピルバーグ、トーマス・タル
    出演/クリス・プラット、ブライス・ダラス・ハワード、タイ・シンプキンス、ニック・ロビンソン
    配給:東宝東和
    公式サイト/http://www.jurassicworld.jp

    全国公開中

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