働く女性が30代までにしておくべき18のこと
ワーキングウーマンとして働き続けるために、20代~30代のうちにしておくべきこととは? 経営者として母として、そして転職サポートのプロとして、幅広い見識をもつ川崎貴子さんに、仕事の心得から恋愛&結婚、お金との向き合い方までを徹底ASK! 40歳になってから気付くのでは遅い、18のアドバイスをお届けします。
「お金と自己管理」編
10. 散財してお金の使い方を覚える
若いときは貯金をするよりも、むしろどんどんお金を使うべき。散財して、失敗もして、お金の使い方を覚えたほうがいいんです。バッグでもワインでも、自分にとって本当に必要なものは、自分で稼いだお金を使ってみないとわからないもの。40歳になったら生きたお金の使い方が求められますし、その歳でお金もないのに散財していたら大変です(笑)。だから若いうちにお金を使って投資して、「経験を買う」つもりでいきましょう。ぼったくられるぐらいでちょうどいいんですよ。
11. メンタルを鍛える
仕事をしていくうえで、メンタルが強いことは重要です。もちろん100%強い人はいませんが、習慣的にメンタルを鍛えることはできます。それには自分からポジティブな言葉を使い、ネガティブな言葉に触れないようにすること。ネガティブな話をずっと聞いていたり、ネットの掲示板などで汚い言葉を見るだけでも、自分のなかに入ってきてしまいます。自分なりに元気になれるような本や映画をチョイスするのもいいですね。私はサイコサスペンスが好みですが(笑)。
12. 「危ないかな」というサインを見逃さない
メンタルとフィジカルには強力なつながりがありますから、少しずつでも両方メンテナンスをすること。フィジカル面では、普段から「ちょっと危ないかな」というサインを見逃さないことです。パソコンを使いすぎたら軽くストレッチをしたり、食生活に気を配ったり。私は家では毎日味噌汁を作って発酵食品を欠かさず摂るようにしています。日常的に運動をするなら、ヨガでもマラソンでも、自分が好きなもので無理なく続けられるものを選ぶといいと思います。
photo : Getty Images
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PROFILE
川崎貴子/1972年生まれ、埼玉県出身。1997年に働く女性をサポートするための人材コンサルティング会社(株)ジョヤンテを設立。女性誌での執筆活動や講演多数。婚活女性のための勉強会「魔女のサバト」主宰。女性の裏と表を知り尽くし、フォローしてきた女性は2万人以上。「女性マネージメントのプロ」「黒魔女」の異名を取る。11歳と4歳の娘を持つワーキングマザーでもある。著書に『上司の頭はまる見え。』(サンマーク出版)、『私たちが仕事をやめてはいけない57の理由』(大和書房)、『愛は技術 何度失敗しても女は幸せになれる。』(KKベストセラーズ)など。恋愛に関するコラム「酒と泪と女と女」をninoyaブログにて執筆するほか連載多数。