特集
2016/04/21(木)

フェミニストからアクティビストまで。サステナブル・セレブ分布図

昨今、働く女性の間で注目されている「サステナブル・ワーク」。自己実現のためでなく“誰かの幸せのため”に全力を尽くす働き方のことだ。女性の権利を主張するフェミニスト、環境保護を推進するエコロジスト、社会貢献やボランティアに注力するアクティビストなど、さまざまなベクトルでサスティナブルを実現しているセレブたちを、一挙図解!

> <

4/6

【Group 3】アクティビスト

アンジェリーナ・ジョリー
国連難民高等弁務官(UNCHR)の特使として難民問題に取り組んでいるアンジェリーナ・ジョリー。セレブとして難民や紛争に対する世界の注目を集めるだけでなく、自らキャンプを訪れ難民たちの声を聞く姿勢はこれまでの“セレブのチャリティ活動”の域を超えるもの。最近では紛争地帯での性暴力を撲滅するための国際会議を主催したり、紛争の被害を受けた子供たちへの教育プログラムを提供するアクションを起こしたりと、難民問題を軸に幅広く活動している。
 
ケイティ・ペリー
コンサートの収益をチャリティに寄付する団体「Tickets-for-Charity」と協力し、チケットやグッズの収益の一部を「Child's Health Fund」に寄付しているそう。寄付は病院に行くことができないホームレスや低所得の家庭の子どもたちを支援したり、移動式のクリニックを作ったりするのに役立てられている。別のビジネスを立ち上げるのではなく、今の仕事を社会に役立てているセレブの代表格。
 
ジェーン・バーキン
現在熱心に取り組んでいるのは東日本大震災で被災した南三陸の女性を支援する「アマ・プロジェクト」。被災した女性たちの作ったブレスレットをワールドツアーのコンサートで販売、さらに最近ではオリジナルのイラストを入れたトートバッグやTシャツを発表しその収益を被災者支援に寄付している。震災直後に私費で来日、復興支援コンサートも開催したジェーン。復興から5年たった今も活動を続ける“息の長さ”はサステナブルな仕事をする上でのお手本になりそう。
 
アマル・クルーニー
ジョージ・クルーニーと結婚しセレブとして注目を集めるようになったアマル・クルーニーは現在も結婚前と同様、人権弁護士として活動中。エジプトで逮捕されたジャーナリストを弁護したり、アラブ諸国が集まる国際会議の基調講演で「政府は人権活動について話し合うべき」「アラブの国々の人権の状況は危機的」と語ったりと、勇気のある活動を続けている。最近ではモルジブで初めて民主的に選ばれたにもかかわらず、不当に逮捕された前大統領を解放、モルジブの民主主義を進める活動にも取り組んでいる。
 
カーリー・クロス
お菓子作りが趣味のカーリー・クロスはニューヨークの人気「モモフクミルクバー」とコラボしてクッキーをプロデュース。バターや砂糖などは使っていないけれど美味しいクッキーを食べてもらうことで「健康的な食事は美味しいものでもある」と教えたいとか。クッキーの収益は学校給食の支援に寄付されている。また現在ニューヨーク大学でプログラミングを勉強しているカーリー。女の子たちにコーディングに興味を持ってもらえるよう奨学金制度やコーディングキャンプを開催、教育プログラムにも取り組んでいる。

Text: Yoko Nagasaka

MORE TOPICS

SHARE THIS ARTICLES

前の記事へ特集一覧へ次の記事へ

CONNECT WITH ELLE

エル・メール(無料)

メールアドレスを入力してください

ご登録ありがとうございました。

ELLE CLUB

ようこそゲストさん

ELLE CLUB

ようこそゲストさん
ログアウト