セレブゴシップ座談会、勝手に流行語大賞!
いよいよ2014年も残すところあとわずか。今年もゴシップ欄を大いに賑わせてくれたセレブ界の1年を振り返って、デイリーゴシップ担当ライターの長坂陽子さん&カルチャー担当エディター2名で座談会を実施。セレブ界の“勝手に流行語大賞”を選出します!
【流行語大賞その5】
女性的自衛権
Y:ところで、今年最大の事件といえば、ジェニファー・ローレンスほか女性セレブが被害にあったヌード画像流出ですよね。
K:あの事件って、事件そのものよりもそれに対する発言のほうが目立ちましたよね。「そもそもそんな画像を撮るのが悪い」とかいう本末転倒な意見もあったし。知性が試される事件だったといえそう。
M:フェミニズムに関する流れもいよいよメインストリームに。エマ・ワトソンの国連スピーチは話題になりました。
Y:今年はまず3月の「Ban Bossy」キャンペーンにビヨンセが賛同。世界中の女の子にもっとリーダー的立場に興味を持ってほしいと呼びかけるこの運動で、「私は生意気(bossy)じゃないわ。リーダー(boss)なのよ」と宣言していて勇気づけられましたね。
K:夏にはカーラ・デルヴィーニュが賛同した「Free Nipple(乳首に自由を)」運動もありました。インスタグラムにバストトップが映った写真を投稿できないことに抗議して。だからエマは後発なんですよ。エマはみんながやってきたことを集約してくれたというか。
M:世間的には「あのハーマイオニーの少女が」っていうことでインパクトがあったんですよ。だから目立ったし、極端なアンチから脅迫されたりもした。
Y:その他にもレイトン・ミースターが「ハフィントンポスト」に寄稿したフェミスト的なコラム。あれも知的でよかったですね。あとは画像修正に「NO」と言ったキーラ・ナイトレイやジェニファー・ローレンス、ビヨンセも。
M:クリステン・スチュワートもフェミニスト的発言をしてましたね。そんななか、キム・カーダシアンだけはそんな流れを意に介さず、尻を丸出しにして独走状態(笑)。
K:だけど、実はあのヌードも含め、マイリーとかリアーナの露出もフェミニズムとつながっていて、「なんで男はいいのに女はダメなの?」っていう思いがあるのかもしれません。女性セレブが声を出せるようになったし、それを受け入れる若い男性も増えていますよね。
Y:ケイト・ブランシェットがエマ・ワトソンのスピーチについて「よくやった」って褒めてましたよね。ケイトはカンヌでも「女性にだけ仕事と家庭の両立の秘訣を質問するのはおかしいんじゃない?」と言ってましたし。
M:オスカーの受賞スピーチでも「女性が主役の映画は求められているし、いい作品ができる」と力説していて感動的でした。
Y:それだけハリウッドが男性上位社会っていうことですよね。
M:この話題はフェミニズム的なトレンドということで、流行語は「女性的自衛権」で決定!
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長坂陽子/エル・オンラインのデイリーゴシップ担当ライター。今年いちばん気になったトピックは、ミシェル・ウィリアムズ、エマ・ストーンといった女優たちのブロードウェイデビュー。来年はキーラ・ナイトレイもデビュー予定とあって、舞台を観にNYに足を運ぶのが待ち遠しい!
エディターK/ファッション&カルチャー担当エディター。今年の私的ハイライトは、ベン・アフレックの完全復活。一時はハリウッドで干され気味だったアフレックが『ゴーン・ガール』でもオスカーに絡みそうで期待大。
エディターM/カルチャー担当エディター。今年のNo.1ゴシップは、ビヨンセ&ジェイ・Zの離婚騒動。メディアを翻弄し続けたパワーカップルのプロモーション戦略(?)に脱帽。