特集
2018/05/04(金)

ワークシーンで実践! 印象アップの声の使い方講座

そこのあなた、「声」で損をしていませんか? ファッションやメイクといった見た目は就活でうるさく教えられるものの、客観視するのがなかなか難しいうえに、その効果も広く知られていないけれど、実は大切なのが声。そこで、ビジネスシーンで使える印象アップの話し方を、声とコミュニケーションのエキスパート、東京女子大学の田中章浩教授にASK。声が人に与える印象を正しく理解して、早速実践すれば滞っていた仕事もうまくいく⁉

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Photo: Getty Images

まず自分の声をよく知るために

自分の声を客観的に知る方法として、田中先生がおすすめするのがアプリの活用。

「自分の声が高いのか低いのか、速いのか遅いのかを知っておくことがスタート地点になります。重宝しているのはアプリ。『FFTWave』(無料)や『VocalPitchMonitor』(有料・¥120)といったアプリを使えば、客観的な数字で自分の声を確認できます。目安として、女性の声の高さは240〜260ヘルツぐらいが平均。声を10ヘルツ、半音ぐらい変えるだけでガラッと印象を変えることができますよ」

ちなみに、恋愛の場面で声から相手の気持ちを読み取るには「台詞に惑わされないこと」が重要だそう。「台詞とトーンを切り離して、そこににじみ出るものをきちんと受け取る能力を鍛えると、相手の好意や変化に気づくことができると思います。その能力を鍛えるには、普段の会話を録音した音声を聞いてみること。表情がないぶん、声だけで判断するいい練習になります」

お仕事シーンはもちろん、恋愛や日常生活でも声の力を最大限に活用して、コミュニケーションの達人を目指して!

Photo: Getty Images

Realization: Mirei Hirose

  • ADVISER
    田中章浩/東京女子大学現代教養学部教授。博士(心理学)。東京大学大学院、早稲田大学高等研究所などを経て現職。コミュニケーションを支える認知メカニズムと、その文化差や個人差を中心に、視覚や聴覚などの五感を通して伝わる人間の多感覚コミュニケーションについて研究。新学術領域研究「トランスカルチャー状況下における顔身体学の構築—多文化をつなぐ顔と身体表現」で、顔と声からの多感覚コミュニケーション研究を展開中。
    http://tanakalab.sakura.ne.jp/

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