いよいよ週明け開催! グラミー賞2016で注目すべきトピックスを総まとめ
現地時間2月15日(月)の夜に授賞式が開催される、第58回グラミー賞。最多ノミネートのケンドリック・ラマーをはじめメッセージ性の強いアーティストが揃うなか、豪華なパフォーマンスも続々と発表され、ショーとしても楽しめる内容になりそう。そこで、ノミニーの解説から受賞予測、はたまた番組としての「グラミー」のあり方まで、音楽ジャーナリストの伊藤なつみさんが力説! これを読めば授賞式がおもしろくなること間違いなし。
ボウイ・トリビュートも。豪華すぎるパフォーマンスの競い合い
先ほど、“パフォーマンスするアーティストが受賞するケースが多い”と書いたが、それにしても今年のパフォーマーは豪華なラインナップ。今現在決まっている主なところで、最多ノミネートのケンドリック・ラマー、7部門にノミネートのザ・ウィークエンドとテイラー・スウィフト、エリー・ゴールディングにレディー・ガガ、ジャスティン・ビーバー&ジャックU(スクリレックス&ディプロのユニット)など。また、昨年11月に5年ぶりにリリースしたアルバム『25』がメガヒットとなっているアデルは、発売日の関係で残念ながら今年のグラミーでは選考対象外となったが、パフォーマンスで登場することになり、ステージに華を添える。
さらに、同じく今年ノミネートされていないリアーナや、ジョニー・デップまで登場予定! リアーナは3年ぶりにアルバム『アンチ』を発表したからかパフォーマンスが決まり、ジョニー・デップはアリス・クーパーやジョー・ペリー(エアロスミス)と結成した新バンド、ザ・ハリウッド・ヴァンパイアズでTV初出演する。他にもお祭り男のピット・ブルに、トラヴィス・パーカーとロビン・シックが共演、そこに当日サプライズ・スペシャル・ゲストが加わるという隠し球があり、加えて今年1月に亡くなったスーパースター、デヴィッド・ボウイの追悼パフォーマンスをレディー・ガガが行なうことも発表されている。レディー・ガガは、もはや紅白歌合戦の小林幸子のような飛び道具的な扱いになっているが、絶対に期待を裏切らない凄いことをやってくれそう!
Text: Natsumi Itoh
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【グラミー賞2016 主要4部門ノミネート一覧】
●年間最優秀レコード候補
ディアンジェロ・アンド・ザ・ヴァンガード 「Really Love」
マーク・ロンソンft. ブルーノ・マーズ「Uptown Funk」
エド・シーラン「Thinking Out Loud」
テイラー・スウィフト「Blank Space」
ザ・ウィークエンド「Can’t Feel My Face」
●年間最優秀アルバム候補
アラバマ・シェイクス『Sound & Color』
ケンドリック・ラマー『To Pimp a Butterfly』
クリス・ステープルトン『Traveller』
テイラー・スウィフト『1989』
ザ・ウィークエンド『Beauty Behind the Madness』
●年間最優秀楽曲候補
ケンドリック・ラマー「Alright」
テイラー・スウィフト「Blank Space」
リトル・ビッグ・タウン「Girl Crush」
ウィズ・カリファ ft. チャーリー・プース「See You Again」
エド・シーラン「Thinking Out Loud」
●最優秀新人賞候補
コートニー・バーネット
ジェイムス・ベイ
サム・ハント
トリー・ケリー
メーガン・トレイナー
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http://www.wowow.co.jp/music/grammy/