男友だちの付き合いかた6
女子校育ちタイプは仲良しグループから友情を育む
昔から男友だちが多い人や、幼馴染の男性とうまく付き合っている人というのはそんなに多いわけではありません。そうすると、いざ恋人ではない男性と2人きりになるとどうしても変に意識してしまい、その緊張感は相手にも伝染して、肉体関係になってしまうこともあります。女子校出身の人が共学の大学に入ったときなどは、そういったギクシャクした関係や無駄なセックスに陥りがちです。
基本的に異性同士が密室に2人きり、というのはそれなりに高度な関係が要求される状況です。男女混合の仲良しグループを作り、そのなかで男友だちとの距離感をうまく測ったり、相談ごとをしたりするのが無難な男女の友情の始め方です。
みんなでいるときにはお互い普通に話しているつもりでも、何かのタイミングで2人っきりになった途端に急に何を話していいかわからなくて気まずくなった経験はありませんか? そういうちょっとしたタイミングを積み重ねて、2人きりになっても肉体的な要求をせずに、またギクシャクもしない自分に合った男性と自分に合った距離感を見極めていくのがいいと思います。
Text: Suzumi Suzuki Photo: Getty Images
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鈴木涼美/社会学者、作家。1983年東京都生まれ。慶應義塾大学環境情報学部卒。東京大学大学院学際情報学府修士課程修了。記者として在籍した日本経済新聞社を退社後、執筆業を中心に活動。著書に『身体を売ったらサヨウナラ 夜のオネエサンの愛と幸福論』(幻冬舎)や『「AV女優」の社会学 なぜ彼女たちは饒舌に自らを語るのか』(青土社)、『愛と子宮に花束を』(幻冬舎)、『おじさんメモリアル』(扶桑社)など。最新の著書は今を生きる女性のお金の使い道や稼ぎ方について評した『オンナの値段』(講談社)。
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