今年の売れっ子No.1俳優、山﨑賢人くんの素顔に迫る
毎朝、「まれ」の圭太役でお茶の間に元気を届け、「デスノート」ではミステリアスな“L(エル)”に扮した。まもなく公開のロマンティックコメディ『ヒロイン失格』ではヒロイン・はとりの初恋相手・利太をクールに演じ、少女漫画のキャラクターらしく、女子をキュンキュンさせまくっている。どんな役柄にもハマり、作品毎にがらりと表情を変える山﨑賢人くん。以前、「利太っぽいかも」と自分を分析したときには、共演の桐谷美玲、坂口健太郎が本気で驚いていた。いったい本当の彼はどんな人? 共演者、いや本人ですら、わからなくなっているという、謎めいた21歳の素顔にエルが独占インタビュー!
自分でも自分がわからない!?
―「デスノート」のLや「まれ」の圭太、そして今回の『ヒロイン失格』の利太、最近の作品だけでも、全然、役柄も表情も違いますが、自分に最も近いキャラクターは誰ですか?
何が自分なのか、もう、わからないですね。人間性が完成する前、16歳ぐらいから、この仕事をやっていたので、たぶん、性格もどんどん変わって来たんじゃないかと思います。今まで演じたなかで誰がいちばん、近いんだろう……。う~ん、どれをとっても、全部、自分って感じです。
―じゃあ、利太はどんなところが自分っぽいですか。
普段は利太みたいなときもあるっていえば、あるのかもしれません。マイペースだし、ぼうっとしてるというか……。優柔不断なところは似てるかな。あと、利太みたいに面白いものがあったら、どんどん写真を撮って残したりするクセが僕にもありますね。
―最近では、どんな写真を撮りましたか。
最近は……知り合いのオジサンの写真(笑)。面白いと思ったから、撮りました。
―利太は通学途中、ずっとイヤホンで音楽を聴いているようでしたが、実際なにを聴いてたのですか?
あれはなにも聴いてないんです。利太はちょっと人と関わるのが面倒くさがっているところがあって、自分の世界を確立するために、一人で通学するときはイヤホンを付けてるんです。実際はなにも聴いてなかったんです。
―そんな風に利太が自分の世界に閉じこもる感覚は共感できましたか。
利太は幼い頃、お母さんに捨てられた経験から「どんなに信じても人には裏切られるものだ」というトラウマがあるんです。だから、人を寄せ付けない。でも僕はそうではないので、そこは共感というより、気持ちはわかるってくらいですかね。
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<作品紹介>
『ヒロイン失格』
「別冊マーガレット」の人気連載を実写映画化。幼なじみの同級生・寺坂利太(山﨑賢人)に思いを寄せる女子高生の松崎はとり(桐谷美玲)は、利太のヒロインは自分だとずっと思い続けてきた。ところがある日、利太が同じクラスの地味な女子・安達未帆に告白されて付きあうことに。そこに学校イチのモテ男・弘光廣祐(坂口健太郎)がはとりに興味を抱きはじめるが……。監督は「ハンサム★スーツ」「高校デビュー」の英勉。2015年9月19日(土)より新宿ピカデリーほかにて全国公開。
http://wwws.warnerbros.co.jp/heroine-shikkaku/
Photo: Kisimari(W) Hair & Makeup: Koichi Takahashi Styling: Shogo Ito Interview & Text: Aki Takayama
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<プロフィール>
1994年9月7日生まれ、東京都出身。2010年TVドラマ「熱海の捜査官」で俳優デビュー。主な出演作は映画『L♡DK』『アナザー Another』、TVドラマ「35歳の高校生」「水球ヤンキース」「デスノート」など。連続テレビ小説「まれ」に出演中。待機作に『orange-オレンジ-』(2015年12月12日公開)、『オオカミ少女と黒王子』(2016年5月公開)、『四月は君の嘘』(2016年公開)など。初のDVD付メモリアルBOOK「Scene #20」が2015年9月26日に発売。
http://ameblo.jp/kento-yamazaki/