今年の売れっ子No.1俳優、山﨑賢人くんの素顔に迫る
毎朝、「まれ」の圭太役でお茶の間に元気を届け、「デスノート」ではミステリアスな“L(エル)”に扮した。まもなく公開のロマンティックコメディ『ヒロイン失格』ではヒロイン・はとりの初恋相手・利太をクールに演じ、少女漫画のキャラクターらしく、女子をキュンキュンさせまくっている。どんな役柄にもハマり、作品毎にがらりと表情を変える山﨑賢人くん。以前、「利太っぽいかも」と自分を分析したときには、共演の桐谷美玲、坂口健太郎が本気で驚いていた。いったい本当の彼はどんな人? 共演者、いや本人ですら、わからなくなっているという、謎めいた21歳の素顔にエルが独占インタビュー!
全部受け止めるから、全部さらけ出してほしい
―桐谷さん演じる「はとり」みたいな女の子はどう思いましたか。
ものすごくストレートで、面白くて、こんな子、本当にいたら楽しいだろうなって思いました。最初から何も隠していないのがいいですよね。隠しごとができないで、全部、さらけ出しちゃってる。相手がそうなら、全部、受け止めて、付き合うことができるじゃないですか。いいなと思います。
―利太の恋愛観に関してはどう思います?
好きとかそういうのではなく、たぶん、自分のなかにある隙間を埋めるためにクラスメイトの安達さんと付き合って、でも、本当に好きな人は幼なじみのはとりだって、気付いてしまう。恋愛観というのが、よくわからないけど、僕としては単純に「はっきりしねぇな」って思いました(笑)。
―優し過ぎるからこそ、安達さんと別れられないんですよね。
でも、そこは利太の根っこのいい部分が出ちゃってるんでしょうね。その部分は俺もたぶん利太タイプだと思います。結構、似てるかもしれない。
―もしかして、女の子から、ぐいぐい押されたら、「うん」って言っちゃいそうなタイプですか。「まれ」の圭太だと自分が引っ張っていきそうですけど。
僕は好きになったら、自分からいきたいですけどね。だから、利太のはとりに対する態度とか、ちょっとイライラしちゃいます(笑)。僕だったら、はとりのことが好きってわかったら、すぐに「好き」って言います。
ー恋愛に関しては振り回されるより、振り回すタイプですかね。
どちらかといったら、振り回されたい……かな。そもそも振り回すって意味がわからないなぁ(苦笑)。いろいろと自分が勝手に決めちゃうってことですかね? それだったら、もしかしたら僕は振り回す側かもしれないです。でも、お互い積極的な方がいいな。女の子側が全部受け身だとつまらない。僕がなにを言っても、「ああ、いいね」「うんうん」みたいにずっと受け身でいられちゃうよりかは、「あれ、行きたい」とか、意見を言ってくれた方がずっと楽しいですね。ときには、「今日はここに行くって決めたから」ぐらい積極的に言ってくれた方がいい。僕もそんな風に遠慮なく接したいから、仕切られるのも、仕切るのも嫌いじゃないです。
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<作品紹介>
『ヒロイン失格』
「別冊マーガレット」の人気連載を実写映画化。幼なじみの同級生・寺坂利太(山﨑賢人)に思いを寄せる女子高生の松崎はとり(桐谷美玲)は、利太のヒロインは自分だとずっと思い続けてきた。ところがある日、利太が同じクラスの地味な女子・安達未帆に告白されて付きあうことに。そこに学校イチのモテ男・弘光廣祐(坂口健太郎)がはとりに興味を抱きはじめるが……。監督は「ハンサム★スーツ」「高校デビュー」の英勉。2015年9月19日(土)より新宿ピカデリーほかにて全国公開。
http://wwws.warnerbros.co.jp/heroine-shikkaku/
Photo: Kisimari(W) Hair & Makeup: Koichi Takahashi Styling: Shogo Ito Interview & Text: Aki Takayama
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<プロフィール>
1994年9月7日生まれ、東京都出身。2010年TVドラマ「熱海の捜査官」で俳優デビュー。主な出演作は映画『L♡DK』『アナザー Another』、TVドラマ「35歳の高校生」「水球ヤンキース」「デスノート」など。連続テレビ小説「まれ」に出演中。待機作に『orange-オレンジ-』(2015年12月12日公開)、『オオカミ少女と黒王子』(2016年5月公開)、『四月は君の嘘』(2016年公開)など。初のDVD付メモリアルBOOK「Scene #20」が2015年9月26日に発売。
http://ameblo.jp/kento-yamazaki/