今年の売れっ子No.1俳優、山﨑賢人くんの素顔に迫る
毎朝、「まれ」の圭太役でお茶の間に元気を届け、「デスノート」ではミステリアスな“L(エル)”に扮した。まもなく公開のロマンティックコメディ『ヒロイン失格』ではヒロイン・はとりの初恋相手・利太をクールに演じ、少女漫画のキャラクターらしく、女子をキュンキュンさせまくっている。どんな役柄にもハマり、作品毎にがらりと表情を変える山﨑賢人くん。以前、「利太っぽいかも」と自分を分析したときには、共演の桐谷美玲、坂口健太郎が本気で驚いていた。いったい本当の彼はどんな人? 共演者、いや本人ですら、わからなくなっているという、謎めいた21歳の素顔にエルが独占インタビュー!
一人でギターをかき鳴らし、叫ぶ曲は……!?
―いま、とても忙しいですよね。出演作品が次々と公開、放送されていますが、演じる際の切換えはどのようにしてるんですか。
この映画の撮影は2月だったんですが、ちょうど2月は「まれ」の撮影がほとんどなかったから、大丈夫でした。とはいっても、ごっちゃにはなることはないですね。ちゃんと、切り替えられます。大変なことは睡眠時間。それから、役作りする時間がないってことが、いちばん怖いですね。例えばひとつの映画をやる前に脚本をもらって、1か月くらい準備期間があったら、それだけその役のことを考えられる。でも、今はずっと何かの作品に関わり続けていて、一日も休みなく、ひとつ終わったらすぐに次の日新しい作品にインとかなんです。撮影が終わって、家に帰って、それなりの準備しかできなくなっていて……。時間がないのが今いちばん怖いと思っていることです。
―本当に売れっ子で大変ですよね。
頑張るしかないです! でも仕事はすごく楽しいので苦ではないです。
―自分の作品を観る時間はありますか。
一回は絶対に観ます。反対に自分が出てる作品を観ない人っているのかな?? 一応、時間みつけて、車のなかで移動しながらとかでも観ています。
―いま、お休みがほとんどないですよね。どんな風にリフレッシュしていますか?
最近は家でひとり、ギターを弾いて叫ぶとか、友だちと飲んでカラオケに行って騒ぐとか。「うわあああああああ」って、大声、出してます(笑)。ギターはその時々で、「あ、この曲、弾けるかな」と思ったら、携帯で曲名とコードって入れて検索すれば、出てくるので、それを見て、弾いたりして、楽しんでます。アコギで椎名林檎さんとか。「演奏」ってレベルではないんですけど、ほんとに適当に。まあ、カラオケみたいな感じです。カラオケより楽しいかな。基本、ギターで叫ぶときはひとりですけど、たまに友だちと一緒にやったりすることもあります。椎名林檎さんだと昔の曲で「正しい街」とかその辺が好きですね。最近はバンドものもよく聴いてます。
―友だちとはどんな話を?
仕事の友だちなので、やっぱり、仕事の話になっちゃいますね。
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<作品紹介>
『ヒロイン失格』
「別冊マーガレット」の人気連載を実写映画化。幼なじみの同級生・寺坂利太(山﨑賢人)に思いを寄せる女子高生の松崎はとり(桐谷美玲)は、利太のヒロインは自分だとずっと思い続けてきた。ところがある日、利太が同じクラスの地味な女子・安達未帆に告白されて付きあうことに。そこに学校イチのモテ男・弘光廣祐(坂口健太郎)がはとりに興味を抱きはじめるが……。監督は「ハンサム★スーツ」「高校デビュー」の英勉。2015年9月19日(土)より新宿ピカデリーほかにて全国公開。
http://wwws.warnerbros.co.jp/heroine-shikkaku/
Photo: Kisimari(W) Hair & Makeup: Koichi Takahashi Styling: Shogo Ito Interview & Text: Aki Takayama
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<プロフィール>
1994年9月7日生まれ、東京都出身。2010年TVドラマ「熱海の捜査官」で俳優デビュー。主な出演作は映画『L♡DK』『アナザー Another』、TVドラマ「35歳の高校生」「水球ヤンキース」「デスノート」など。連続テレビ小説「まれ」に出演中。待機作に『orange-オレンジ-』(2015年12月12日公開)、『オオカミ少女と黒王子』(2016年5月公開)、『四月は君の嘘』(2016年公開)など。初のDVD付メモリアルBOOK「Scene #20」が2015年9月26日に発売。
http://ameblo.jp/kento-yamazaki/