―今後、やりたい役やジャンルはありますか。
 
コメディーですね。この『ヒロイン失格』自体はコメディーなんですけど、僕がやった利太の芝居はコメディーではなかったんで、残念。僕、コメディーが好きなんです。監督だと、デビュー作でご一緒した三木聡さんや三谷幸喜さん、福田雄一さんの作品が好き。役者はジム・キャリーとか、好きですね。
 
―「まれ」の圭太はかなりコメディーですね。
 
そうです、そうです（笑）。
 
―まさか、お父さんにまでなってしまうとは思いませんでしたが、演じてるのを見ると子どもの扱いが上手いと感心してます（笑）。
 
僕、赤ちゃん大好きなんです。本当にかわいい。いまは大きくなっちゃいましたけど、いとこが赤ちゃんのときはよくすすんで抱っこしていました。圭太の役ではその“子ども好き感”がつい出ちゃってるのかもしれません。
 
―最後に好きなファッションについて、教えてください。
 
古着が好きなんです。シルエット的にはゆるっとした、太めのものが多いですね。だぼだぼまでいかず、スキニーではないちょっと太めのデニムとか、スラックス。かといってすごくカジュアル好きというわけでもなく、Tシャツもシャツも着ます。テロッとした生地、レーヨンとかが好きですね。服は好きだし、時間なくても一瞬で買えるから（笑）、ちょいちょい買いに行ってます。
 
【編集後記】
やっと会えた！　そんな万感の思いでインタビューに臨んだ取材陣。というのも、だいぶ前からブレイクの予感を感じていた私たちは、ずっと山﨑くんの取材ができるチャンスを伺っていたものの、とにかく忙しくて取材の時間がとれない。あれよあれよという間に、朝ドラの顔となり、デスノートに出演、さらには映画出演も続々と決定。この取材日の翌日には映画『orange-オレンジ-』がクランクインして、長野入り……。まさにインタビュー中に彼が言っていた「ひとつの作品が終わって、寝て起きたらもう次の現場」という状況。予想はしていたものの、モデル出身というわけではないのに、一体何頭身かわからないほどの小さい顔＋黒目がちの大きな瞳に衝撃を受け、しかもその瞳をしっかりとこちらに向けて質問に答えてくれる。来年は2つ主演映画の公開が決定し、ますます彼を見ない日はなくなりそう。