Ｑ:海老蔵さんがついしてしまうゲン担ぎは何かありますか？
ないね（笑）。どんどんなくなりました。昔はそういうことをいろいろやっていましたけど、ここ数年はゲンを担がない。そんなの関係ない！という気持ちで、自分を小さくする行動を自分から作らない。

Ｑ：これがなくちゃ生きていけない！というものを3つ挙げるとしたら？
めし、洋服、家。あっ、衣食住ですよね（笑）。この安定が大前提。

Ｑ：ご自身にとってのヒーローは？
小さい頃から、「ヒーロー」というものはいないんでよすね。「ヒーロー」になりたいとも思わないかな。強く影響を受けたといえば、やっぱり祖父（十一代市川團十郎）です。

Ｑ：麗禾（れいか）ちゃんと勸玄（かんげん）くん、に「パパ似」と思うところは？　
勸玄は優しいですね。意外とちゃんとわかっているかな。僕には似てません（笑）麻央と私の父、十二代目の團十郎によく似ている。妹のぼたんと父は独特の香りがするんです。父が2012年2月に亡くなったあと、3月22日に生まれた勸玄は、その父に似た香りがした。雰囲気もよく似ているんです。麗禾はほぼ私ですね。だから反省の日々ですよね、麗禾を見るたびに（笑）。「早く持ってきて！」と言っていると、「あっ、俺が言ってるんだな……」と思いますよね。

Ｑ：良縁、最良のパートナーを引き寄せるためのアドバイスはありますか？
「結婚」でのご縁なら、そのこと自体を忘れることだね。いいご縁があるように生きると、いいご縁じゃない悪いご縁を引っ張ると思うよね。判断を早まるから（笑）。「この人はいい人かもしれない。どうだろう……」って見ちゃう。その時点でもうダメなんだと思う。よくわからないけども、一緒にいられる人と一緒にいられない人といませんか？一緒にいられる人の中で、心地いいか、より心地いいか、すごく心地いいか、というレベルがあるじゃないですか。その“すごく心地いい”という人からお付き合いしてみればいい話で、それが自然と結婚になっていけばいい。まず良縁かどうかで選択する時点で、間違っている。「コレだ！」と思うスタートラインで間違っている気がするよね。遊ぶなら徹底的に遊ぶこと、中途半端がいちばんよくない。白馬に乗った王子さまは日本にはひとりもいませんし、だいたい、白馬がいないしね（笑）。

Ｑ：ご夫婦関係で大切にしていることは？
愛と尊敬と距離感。これに尽きますね。愛していることが根底で、尊敬する部位があって、距離がある、ということ。麻央の尊敬するところは、心の強さ。やっぱりね、群を抜いて強い。信念があるからね。女性の方がそういう部分が強いじゃないですか。男はガキんちょだから、チャラチャラチャラチャラしちゃうし、信念があってもなんか遊んだりとか、もしくは信念があっても超つまらない男だったりするじゃないですか（笑）。でも男性はやっぱりガキだから、だったらガキらしく生きる方がいいしね。そういう意味では、麻央にはかなわないですよね。ブログも含めて、やりたいことをやるべきですよね。自分の選択というものがいちばん大事ですから。