素顔はゆとり?それとも……。慕われ度No.1の太賀に会ってきた
今年の夏に話題になったドラマ「ゆとりですがなにか」。そこで主要キャストよりも皆に強い印象を残したのが、怪演を見せていた太賀(たいが)だ。続くシーズンは「仰げば尊し」で、パンチ頭の不良役に。公開中の『淵に立つ』では真面目で心優しい好青年、最新作『アズミ・ハルコは行方不明』では軽薄なチャラ男のユキオを演じている。エリートも不良も、いい子も悪い子も、いたって自然にこなすが、実際の彼は一体どんな人物なんだろう? 今年大活躍の23歳の素顔に迫った。
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『アズミ・ハルコは行方不明』
OL安曇春子の失踪事件を中心に、三世代の現代に生きる女の子たちの生き様を描いた、山内マリコの同名小説の映画化。安曇春子(蒼井優)は地方都市で実家に暮らすOL。恋人もおらず、家では母親が祖母を介護し、会社ではセクハラを受ける憂鬱な日々を過ごしていた。一方、行方不明になった春子をモチーフにしたグラフィティ・アートをユキオ(太賀)と学(葉山奨之)、そしてユキオのガールフレンドの愛菜(高畑充希)が拡散。街では男性を狙って制裁を加える女子高生ギャング団が話題になっており、アートとの関係性が噂され始めていた。12月3日(土)より、新宿武蔵野館ほか全国ロードショー。
http://azumiharuko.com/
Photo: Kisimari(W) Styling:Dai Ishii Hair & Makeup:Ishino Interview & Text: Aki Takayama
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太賀/1993年2月7日生まれ。東京都出身。07年に『フリージア』で映画デビュー、翌年『那須少年記』で初主演。『桐島、部活やめるってよ』(12)、『男子高校生の日常』『私の男』(13)、『アゲイン 28年目の甲子園』(14)、『あん』(15)などの話題の映画に相次いで出演。今年は『壊れ始めてる、ヘイヘイヘイ』『走れ、絶望に追いつかれない速さで』で主演。ドラマ「ゆとりですがなにか」ではゆとりモンスター山岸を演じ、脚光を浴びた。出演映画『淵に立つ』『闇金ウシジマくん ザ・ファイナル』が公開中。