ポスト小松菜奈は誰? 日本映画の新世代女優たち
2017/03/16(木)
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キュートすぎるルックスと天性の演技力

永野 芽郁(17) in 『PARKS パークス』(4月22日~)

『PARKS パークス』は、東京・吉祥寺にある井の頭公園が今年5月に開園100周年を迎えることを記念して製作された作品。瀬田なつき監督は、単なる<ご当地映画>ではない、ちょっぴり不思議で、井の頭公園に行ってみたくなるような作品に仕上げた。
映画の中で、橋本愛が演じる主人公のもとへやってくる謎の女子高生役が永野芽郁。ともすれば単なる脇役になってしまう役柄なのだが、場面によっては表情だけで語ったり、演技アプローチで物語を牽引する。永野芽郁は吉祥寺でスカウトされて芸能界入りしているのだが、“彼女の人生を変えた街で誰かの人生を変えてゆく”という役を演じている奇縁がある。

子役としてデビューし、「ニコ☆プチ」や「seventeen」などで専属モデルを務めている。キュートで爽やかなルックスで、2015年に『俺物語!!』のヒロインに抜擢され、今年は『ひるなかの流星』、『帝一の國』、『ピーチガール』、『ミックス』など、話題作への出演が目白押し。現在、通信会社のCMで深田恭子、多部未華子と三姉妹を演じていることでも注目されている。

©2017本田プロモーションBAUS

『PARKS パークス』
井の頭公園のすぐ脇のアパートに暮らす大学生の純。ある日、彼女の部屋へ見知らぬ高校生が一枚の写真を持って訪問してくる。父親の遺品整理で古い写真を見つけたというのだ。そこに写っていたのは、かつて純の部屋に住んでいたという亡き父の元恋人の姿だった……。4月22日より、テアトル新宿、4月29日より吉祥寺オデンほかにて公開。

Text: Takeo Matsuzaki

  • 松崎健夫(まつざき・たけお)
    映画評論家。『キネマ旬報』などに寄稿し、『WOWOWぷらすと』『ZIP!』『japanぐる〜ヴ』に出演中。共著『現代映画用語事典』ほか。

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