左は180度未満、右が180度以上の高温で揚げたなす。左はべちゃっとして口当たりも油っぽい。右のほうが香ばしくジューシーな仕上がり。シートについた油の量からも違いがわかる

photo: Kazutaka Nakahara    styling: Makiko Iwasaki    text: Yuko Oikawa

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油攻略の調理法3/高温で揚げる

Q. 油を吸収しやすい、なすのような素材を揚げるにはどう調理する?
A. 高温で揚げると、油の切れがよく、しかもおいしい
  
なすは吸油率が高く、素揚げにすると吸油率は14%にもなる。なす50g(11kcal)を揚げると50g×14%=吸油量7g(63Kcal)で、合計74kcalまで増えてしまう。「エネルギーを抑えたいときは、180度ぐらいの温度でからっと揚げたほうが、油切れはよくなります。または、素材を大きめに切ることで、吸油率を下げることもできます」(堀さん)

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  • 美と食のエキスパートはこの人
    堀 知佐子(ほり ちさこ)さん
    アンチエイジングレストラン「リール」オーナー、管理栄養士・食生活アドバイザー・調理師・日本抗加齢医学会正会員。調理師専門学校の講師を経て、ミールプロデューサーに。大手食品会社、飲食店などのメニューアドバイスや食生活全般における指導・顧問なども数多く手がけている。京料亭「菊乃井」の中食事業、 フランス料理店「ル・ヴェルデュリエ」を立ち上げる。NHK『きょうの料理』や『あさイチ』などにもたびたび出演。簡単でわかりやすく、楽しい解説が人気を集めている。

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