沸騰した湯をまぐろにかけ、表面が白くなる程度にサッと湯通しする。熱を加えるのは表面だけなので、魚の脂の酸化を最小限に抑えることができる

photo: Kazutaka Nakahara    styling: Makiko Iwasaki    text: Yuko Oikawa

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脂攻略の調理法1/霜降り

Q.生魚の脂を適量摂りつつも、さっぱりと食べたいときの調理法は?
A. 霜降り(湯通し)なら脂が酸化しにくい。臭みも抜ける
 
青魚の脂から摂ることができるオメガ3系脂肪酸は、加熱で酸化しやすいのが特徴。できれば生で食べたいところだが、「表面の脂を落としてさっぱりと食べたいなら、“霜降り”で。酸化しにくいうえに生臭さも抜けて、おいしく仕上がります。直接火をあてる“あぶり”は、最も酸化しやすい調理法なのでおすすめしません」(堀さん)

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  • 美と食のエキスパートはこの人
    堀 知佐子(ほり ちさこ)さん
    アンチエイジングレストラン「リール」オーナー、管理栄養士・食生活アドバイザー・調理師・日本抗加齢医学会正会員。調理師専門学校の講師を経て、ミールプロデューサーに。大手食品会社、飲食店などのメニューアドバイスや食生活全般における指導・顧問なども数多く手がけている。京料亭「菊乃井」の中食事業、 フランス料理店「ル・ヴェルデュリエ」を立ち上げる。NHK『きょうの料理』や『あさイチ』などにもたびたび出演。簡単でわかりやすく、楽しい解説が人気を集めている。

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