食事の時間も浄化のうち!
春に向けて意識したい食事ポイントは? 「朝は消化力が完全に高まっていないので、最初から重いものはNG。スープや味噌汁などで胃腸を温めながら食べ進めることが大事です。昼にかけて消化力が上がったところで、しっかりランチを食べましょう。食事中は白湯を飲むと消化の助けになります」(蓮村先生)
そして夕食は、翌朝の早起きのために早寝を目指したいので、軽く済ます。仕事の関係で早起きが難しい人も、軽い夕食と白湯の工夫でだいぶ浄化力がアップするそう。
【これがおすすめ! スパイスミックス】
「ターメリック、コリアンダー、フェンネルをそれぞれ大さじ1:2:2で混ぜたスパイスミックス(※)を作っておき、ティースプーン1杯分を昼と夜の食事に取り入れてみてください。炒め物やスープ、食後の白湯に入れて日常的にとっていると、とてもいい浄化になります。さらに消化力をもっと上げたい人、冷えた体を温めたい人は、これにクミンとジンジャーの粉末をティースプーン1杯ずつ入れておくと効果的」
肌荒れや吹き出物、湿疹などの皮膚トラブルや便秘にも有効で、飲酒後に取り入れればデトックスにも。歓送迎会が増えてきたらぜひ活用して。
また、この時期に悩む花粉症を少しでも軽減したいなら、砂糖、小麦、チョコレート、乳製品を一切とらないこと、と先生。これらはアレルギー体質、特に花粉症の人には悪影響なので注意。
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※クミンとジンジャーは刺激があるので胃腸に炎症がある人は避けてください
※下痢のときには飲まないでください■ 質がよく浄化に最適な素材として、イエロームング豆を使ったスープもおすすめ。
参考著書:「毒出し完全スープ」蓮村 誠・青山有紀 著 (大和書房)
photo:GettyImages
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蓮村 誠(はすむら まこと)
マハリシ南青山プライムクリニック院長
1961年生まれ。東京慈恵会医科大学卒業、医学博士。オランダマハリシ・ヴェーダ大学、マハリシ・アーユルヴェーダ認定医。特定非営利活動法人ヴェーダ平和協会理事長。東京慈恵会医科大学病理学教室および神経病理研究室勤務の後、1992年オランダマハリシ・ヴェーダ大学、マハリシ・アーユルヴェーダ医師養成コースに参加。現在、診療に当たる傍ら全国各地での講演活動、書籍執筆、テレビ出演、雑誌の連載などで活躍中。著書に「毒を出す食 ためる食」(PHP研究所)、「病気にならない「白湯」健康法」(PHP文庫)、「〈ありのまま〉の自分を磨く」(春秋社)、「いのちの取り扱い説明書」(講談社)、「黄金のアーユルヴェーダセルフマッサージ」(河出書房新社)、「「いのち」をはぐくむアーユルヴェーダ式 毒出し完全スープ」(大和書房)他多数。