ワインの味をよりおいしくする、たったひとつのプロセスとは?
一般的に、白ワインは冷蔵庫で、赤ワインは室温で保存するのが良いといわれているけれど、実はこれが原因でワインの味が落ちてしまう可能性があるらしい。ワインをおいしく飲む新常識を専門家にASK!
ワイン関連商品を扱う「ラトリエデュヴァン」のフェリペ・ラリューさんも、この「20:20ルール」に賛同。多くのレストランでは、赤ワインが13~14℃、白ワインは7~12℃で提供されているそう。「ワイン業界では、冷たすぎる白ワインと温かすぎる赤ワインの問題はとても深刻です。業界では、いつもこの問題に悩まされています。私は20:20ルールを推奨していて、これを守ればいつでもワインを適温で楽しめますし、白も赤もその風味をしっかりと感じることができますよ」とラリューさん。
「適温のワインを飲む機会がなかったら、どのくらいが適温なのかわからないですよね。もちろん味の好みは人それぞれですから、温かい赤ワインが好きならそれはそれでかまいません。ただし、白ワインも赤ワインも適温で飲めば、バランスの良い味を楽しむことができるでしょう。ぶどうの風味がはっきりとわかり、アルコールがツンとくることもありません。適温こそ、ワインのベストな味を楽しむコツですよ」
original text : Victoria Chandler translation : Rubicon Solutions, Inc cooperation : Yuko Ehara photo : Getty Images