おいしく、しかもエレガントにワインを楽しむためのグラスの持ち方を指南!
キリッと冷やしたワインは至福の飲み物。でも、ぬるいとその味は台無しに……。たいていワインは室温よりもかなり低い18℃以下に冷やして飲むのがおすすめだ。適温でサーブされたワインをおいしく、そしてエレガントに味わうには、グラスの持ち方に気を付けてみよう。
「ワイングラスのカップ部分とベースの間にステム(脚)があるのには、いくつかの理由があるのです。もっとも重要な理由は、37℃くらいある手の温度で冷やしたワインを温めないため」と話すのは、雑誌『Food & Wine』のアンソニー・ジリオ氏。ワインの色や香りをしっかり味わうためには、持ち方にも気を配る必要があるそうだ。ステムのないグラスが存在する理由はわからないけれど(そういうグラスはパーティでは避けた方がいいかも?)、ステムがあるグラスはその部分を持つとよい。しかも、できるだけベースに近い部分のステムを親指と人差し指、中指で持ち、残りの2本の指はベースに置くとエレガントに。もしくは親指と人差し指でベースの部分を支えて持つ方法でもOK。つまり、左の写真にあるように、ワイングラスのカップ部分を握ったり、フルートグラスのトップ部分をつかんだりするのは、パーティシーンではもちろん、ワイン本来の味わいを堪能するテイスティングの際などには向いていないという。人がたくさん集まるパーティでは、何気ない仕草からいろいろチェックされているもの。普段のグラスの持ち方を確認して、ワインをもっとおいしく素敵に楽しむ持ち方を研究してみて!
original text : Maria Carter translation : Yoko Nagasaka photo : Getty Images